夜中に大泣きし始めた娘
私の娘は生後8カ月のころ、夜に一度寝たら朝まで起きずによく寝てくれるようになっていました。たまにぐずって起きることはあっても、胸のあたりをトントンしてあげると、またぐっすり。私もゆっくり長い時間寝られるようになり、うれしく思っていました。
ところがある日、隣で寝ていた娘が苦しそうにうなる声で目が覚め、トントンしてあげてもなかなか眠らず……。やがて娘は大きな声で泣き出し、私は「どうしたの? どうしたの?」と言いながら抱っこしていました。
頻繁におむつ替え!おむつが足りない…
娘の声を聞き、隣で寝ていた夫も「どうしたの?」と起きました。泣き続ける娘を再び寝かせておむつを見ると、ゆるめのうんちが。私はそれで泣いていたのか、と原因がわかりホッとひと安心。しかし、おむつを替えてすぐ、また娘からうんちの出る音が聞こえました。
そうやって何度かおむつを替えていると、今度は替えている最中にうんちが……! しかも、ちょうどそのとき、手元に置いていた新しいおむつと、汚れたおむつを入れる袋がすべてなくなっていたのです。私は娘の足を持ち上げお尻を拭きながら、夫に「おむつと袋を持ってきて!」と、助けを求めました。
夫の行動に驚きとイライラ!
夫はすぐにおむつと袋を持ってきてくれたのですが、そこで私は驚きました。夫が、おむつはテープタイプなのに開かず閉じたまま、袋は箱から出したまま口がピタッとくっついた状態で、ポン!と私の横に置いたのです。
私は早く娘のおむつを替えてあげたくて慌てていたこともあり、「いやいや、開いてよ! 私両手ふさがってるから!」と少し強めに言ってしまいました。すると「言われなきゃわからないよ」と言いながら、渋々おむつや袋の口を開く夫。その態度に私は、「普通に考えたらわかるでしょ!」とさらにイライラしてしまいました。
もっと育児に参加してほしい
たしかに夫はたまにしかおむつを替えないし(しかもおしっこのときだけ)、慣れていなければわからないものなのかなと思い直し、私はイライラした口調で言ってしまったことを謝罪。しかし、やはりあのおむつの置き方が気になり、私は夫の育児に対する当事者意識が不足しているのではないかと思いました。
もちろん夫の仕事が忙しくて大変だということもわかっていますが、一緒にいても私と娘が何かしているのを一歩下がって見ている印象。何かあったときのためにも、夫には日頃からもっと育児に参加してもらうべきだと強く感じました。
幸い娘はしばらくして下痢がおさまり、朝にはすっかり元気になっていました。あとになって考えると、寝る前にお茶を飲ませすぎたかな、と反省。与える量に気をつけながら、そのような細かい情報も今後はしっかり夫と共有し、一緒に子育てしていきたいと思った出来事でした。
著者:斉藤 ひかり
7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。