結婚前の理想像
私は昔から、付き合う人の見た目をあまり気にしないタイプ。そのぶん、中身をかなり重要視していました。例えば、「夢があって枠に囚われない人」「行動力があって自分の知らない世界に連れて行ってくれるような人」「仕事がバリバリできてキラキラしている人」……など、いわゆる「意識高い系の人」にとても憧れていました。
しかし、そういった私の「理想の人」とは結局お付き合いすることはなく、憧れのまなざしで見ているだけでした。
そして、結婚した相手は…
それから、実際にお付き合いを経て結婚をした夫は、現実主義でぶっ飛んだチャレンジをするよりは安定を好む人。また、引っ張っていくというよりは私の意見を聞いてくれ、2人で一緒に歩んでいくタイプです。
私が「結婚前に抱いていた理想の男性」からは、かなりかけ離れています。しかし付き合った当初から、理想とは全然違うのに彼に徐々に惹かれていき、一緒にいると穏やかな気持ちになり、素の自分をさらけ出しラクにいられることに気がつきました。
そこで「理想と現実」の違いを身をもって感じたのです。
人としての「好き」だった?!
結婚してからやっと、私が理想としていた人物像は「憧れだけ」であって、傍観する側からとして「好き」の感情であったことに気が付きました。
また学生時代から一度も「理想像の人」とお付き合いをしたことがなかったのは、そもそも自分と生きているフィールド自体が違っていたからかもしれません。
私の現実主義で安定を好むという性格を考えると、憧れていた人物像の人に出会えたとしても、結婚はできないどころか、価値観の違いに苦しんでいたかもしれません。「過去の自分の理想像」は「結婚相手の理想像」ではなかったのです。
恋愛経験が少なかった私にとって、自分にない武器をたくさん持ち合わせている人がキラキラと魅力的に見えていたのだと思います。夫にももちろん、私が持っていない魅力がたくさんありますが、基本となる部分が似ているため、お互い一緒にいてとても心地がよく相性もよいのだと思います。今では夫が「理想の人」となりました。
著者/みどりここな
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