生理症状などの悪化により婦人科を受診
私は大学時代から徐々に生理痛が重くなっていましたが、鎮痛薬の服用などでごまかせていたことから受診していませんでした。しかし20代後半に入って症状がさらに悪化、痛みのあまりに嘔吐することがあり、生理前の不安症状などで仕事や生活にも悪影響を与えるようになったことから、婦人科を受診することにしました。
その結果、月経困難症とPMS(月経前症候群)であると診断され、低用量ピルにより治療をおこなうことになりました。
長年悩まされてきた鼻ニキビ
ちなみに私は長年、鼻ニキビに悩まされており、1つが治るころには別の場所に新しいニキビができるという状況でした。これまでさまざまな洗顔方法や洗顔クリームを試してきましたが、どれも効果はありませんでした。
しかし、低用量ピルの服用を始めて1カ月が経ち、2カ月目に突入するころ、ふと鏡を見ると鼻ニキビがなくなっていることに気づきました。
当時、鼻ニキビについてはすでにあきらめの境地にあり、洗顔方法や洗顔クリームなどの変更はおこなっておらず、ニキビが消えた原因として思い当たる大きな変化は低用量ピルの服用を開始したことだけでした。
低用量ピルの副次的な効果に喜び
まず病院からもらったパンフレットを見ると、大人ニキビはホルモンバランスの乱れが原因でできることが多いと記載されていました。そこでネットでさらに低用量ピルとニキビの関係性について調べてみたところ、低用量ピルを服用するとホルモンバランスが安定するため、ニキビの改善も期待できる、といった情報が病院のコラムなどでいくつも見られました。
薬との相性や一時的なホルモンバランスの乱れにより、逆にニキビが悪化することもあるようですが、私の場合ニキビに関しては相性がよかったようで、思わぬ形で長年の悩みが解消されたことを大いに喜びました。
現在も低用量ピルの服用を続けているためか、鼻ニキビが消えていることに気づいたあと、一度も鼻ニキビができていません。低用量ピルは元々生理の症状を改善するために服用しているものですが、長年の悩みだった鼻をきれいな状態に保つためにも、服用を続けていきたいと思います。
著者/百田
監修/助産師 REIKO
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