お昼はなに?
生理痛がひどくて「ごめん、ちょっと横になるわ」と子どもたちのお世話を夫に託し、布団に横たわったのが午前11時。腰痛と腹痛でしんどいときは鎮痛薬を飲みますが、効くまでに時間がかかることが多く、薬を飲んだあと私はちょっとの間、寝室で休むことにしました。
そして、少し横になるだけのつもりでしたが、鎮痛薬の効果もあってかそのままスーッと寝てしまったよう。目が覚めたときは午後1時を過ぎていました。しまった! お昼ごはんを用意していない!と慌ててリビングに行くと、ソファでくつろぎながらテレビを見ていた夫が「お昼はなんなの?」と聞いてきて……。
寝てしまったのは私のミスだけど…
夫の「お昼はなに?」の言葉に、リビングで遊んでいた子どもたちがお昼ごはんを食べていないことを思い出したのか「おなかすいた!」と連呼し始めました。私は思わず「えぇっと……ちょっとごはん作る元気がないから、カップラーメンでいい?」と提案し、急いでお湯を沸かすことに。
カップラーメンの用意をしている間も、夫はくつろぎながらテレビを見ています。その横で、子どもたちが「おなかすいた!」と叫ぼうが、おもちゃの取り合いになろうが、おもちゃ箱をひっくり返そうが、我関せずの態度。
もちろん、寝過ごしてしまったのは私が悪いですが、お昼ごはんを食べたいと思っていたのなら自分で食べてくれていていいですし、私が寝てしまっていた間も、子どもが騒いでいても「我、関せず」だったのでしょうか。そんな夫の態度に私はだんだん腹が立ってきました。
怒るのは簡単、でも喧嘩はしたくない
しかし、そこで私はグッと堪えて……冷静に「ごはんの準備、手伝ってくれない?」と夫に声をかけることに。すると夫は「あぁ」と重い腰を上げてくれました。言えば動いてくれるのです。そして、「次、私が寝過ごしちゃったら適当にごはんを食べていてくれると助かるわ」とお願いすると、夫からは「そうだね、OK」と何も気にしていない様子で返事が返ってきました。
もし、「カップラーメンぐらい作れるでしょ? 食べててよかったのに」と私が言ったら、夫のことなので「は? 先に言えよ」と喧嘩になっていたことでしょう。冷静に対応できた私、グッジョブ!
期待をするから腹が立ってしまうのだと思います。「お昼を食べていてくれたらいいな」「子どもと遊んでくれていたらいいな」と思うだけでは夫に伝わらないのだと実感しました。このときは、グッと堪えて冷静に対処できましたが、言えば行動してくれる夫なので、喧嘩に発展しないようにするためにも、生理痛でしんどいときこそ、何をしてほしいかは言葉を選びながらもちゃんと伝える必要があるなと思いました。
著者/あんらくりん
作画/マメ美
監修/助産師REIKO
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