もしかして…
もともと子どもが欲しいと思っていた私たち夫婦。アラサーになり、妊活を始めようと決意しました。
妊活アプリの排卵日予測に沿ってタイミングをとり、初めて迎えた生理予定日。生理がこず、私は「もしかして妊娠した……?」「妊活を始めてまだ1カ月だし……そんなにうまくいかないよね。でも、もしかしたら……」なんてソワソワしながら、私ははやる気持ちをグッと抑えていました。
妊娠検査薬は「陰性」
そのまま生理予定日から1週間が経過し、さっそく妊娠検査薬を試してみたものの、結果は陰性。正直少し期待していたこともあって、私はがっくり肩を落としました。それと同時に「妊娠していないのなら、どうして生理がこないのだろう? 」と疑問を抱いたのです。
これまで生理予定日ぴったりに生理がこないことはあっても、大幅に遅れたり、早まったりすることはありませんでした。そのため、1週間以上も生理が遅れていることを心配に思った私は、産婦人科を受診することに。
いざ病院へ! 結果は…
産婦人科で内診を受けた結果、やはり妊娠はしておらず、エコーを確認した医師に「排卵はしているから、2週間以内に生理がくると思いますよ」と言われました。妊活を始めたものの基礎体温をつけていなかった私は、妊活のために基礎体温をつけるよう医師からすすめられました。
そして、産婦人科を受診後、自分で調べてみると、妊娠するためにも妊娠したかどうかを知るためにも、基礎体温をつけることがいかに重要であるかを知ったのです。基礎体温をしっかりつけていたら、ぬか喜びをせずに済んだかもしれない……と思い、生理がこないだけで「妊娠したかも!」と舞い上がっていた自分がなんだか恥ずかしくなってしまいました。
その後、先生が言った通り生理がきました。生理が遅れたはっきりとした原因はわかりませんでしたが、少なくとも重大な病気が隠れているわけではなかったのでひと安心。早めに病院を受診してよかったと思います。
この一部始終を見ていた夫は、とにかく私が病気ではないと知って安堵したようです。私は生理に振り回され、夫を振り回し、2人して精神的に疲れてしまった1カ月でした。現在は2人の子どもに恵まれ、「こんなこともあったね」という思い出のひとつになっています。
著者/結城あかね
イラスト/かたくりこ
監修/助産師 REIKO
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