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「ふんばれぬ…!」退院の翌朝、自宅の布団から起き上がるコツを見つけて!? #乳がん絵日記 22

「乳がん絵日記」第22話。2021年に乳がんが発覚し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。右胸の全摘と同時再建手術を受け、退院して自宅へと戻ったこほこさん。病院との違いに戸惑いながらも自宅での生活に戻って……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
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右胸の全摘、再建手術を終え無事に退院したこほこさん。退院後、自宅での生活は入院中とは違い苦労する部分もありました。

 

しかし、徐々に自宅での生活にも慣れ、布団から起き上がるときのコツなども身につけられたそうです。

 

退院して自宅での生活に戻り…

私は右胸に浸潤性小葉がんができ、右胸の全摘、左太ももの組織を使った再建手術をおこないました。

 

それから約2週間の入院生活を経て、わが家へと帰宅しました。

 

#乳がん絵日記22

 

入院する前、脱ぎ履きがしやすく、かかとを覆ってくれて転倒防止になる靴を探していました。

 

病院の売店に表面にファスナーがあって、足の甲の部分を調整できる靴が売っていたのですが、短期間しか履かないから手持ちの靴で何とかしたいと思っていました。

 

スリッパやサンダルはNGだったのでスニーカーにするか……と入院直前までは思っていたのですが、術後にひもを結ぶことができるのか? と気付き、手を使わず脱ぎ履きできる柔らかくて軽い皮でできたスリッポンを履くことにしました。

 

私は左太ももの自家組織で右胸の再建をしたので、術後すぐは左脚を持ち上げたりしゃがんだりできませんでした。なので、ひもで調整するスニーカーは脱ぎ履きに時間がかかっただろうと思います。

 

予想外だったのは、術後6日目まで足がむくんで靴に足が入らなかったこと。はだしでもかかとが入らず、やむを得ずかかとを踏んで靴を履きました(笑)。

 

靴についてはかかとを踏んでも良かったのですが、転倒防止の面ではあまり良くなかっただろうな……と思います。

 

術後7日目以降はむくみも引いて、かかとまでしっかりと履いて普通に歩けるようになりました。

 

 

#乳がん絵日記22

 

退院して帰宅し、自宅の床に座った後立ち上がることが難しいと気付きました。左太ももに力を入れてふんばったり、正座のような角度まで曲げると左太ももの裏の傷のそばがピリピリしていました。

 

帰宅し、布団で寝るようになって起きてから立つことが大変でした。入院中はベッドでの生活だったので起き上がるのが大変だなんて思いませんでした…!

 

そこで起床したらまずは四つんばいになって力を分散させて、手術をしていない右脚を軸足として踏み出します。このとき、うっかり左脚に重心が移ると支えきれないので、右太ももに全体重を預けて片足で立ち上がります。

 

右胸を手術しているので、右腕に力が入らないよう左手でサポートするようにしていました。そして右脚重心の片足だけだとヨロヨロするから、壁に手をつけて壁伝いに立ち上がる。

 

術後15日目までの3日間は布団からの立ち上りに四苦八苦しましたが、16日目からは完全にコツをつかんで割とすんなり立ち上がることができるようになりました!

 

なんだか病室のベッドが恋しい〜と思った3日間でした。

 

 

#乳がん絵日記22

 

退院翌日、午前中のうちにシャワーを浴びようと準備しました。術後初めてのシャワーでウキウキな気持ちでした。

 

傷を濡らす勇気が湧かず、ひとまず立ったままま頭だけ洗いました。それから体にもシャワーでお湯をかけて……気持ち良い〜!

 

右胸と左太ももを濡らさないようにしたので、かえって難しいシャワーの浴び方をしていたので、翌日からは普通に全身シャワーしました(笑)。

 

お風呂上がりにまさかの排水の点検業者さんが登場! 入院中に点検のお知らせが来ていたようだったのですが、夫が失念しており頭が濡れたまま点検してもらいました……。

 

その後、初めて右胸の傷を鏡で正面から見ました。傷の壊死したところは2cmくらい薄黒くカサカサ乾いたかさぶたのような感じになっていました。

 

 

病院と自宅の違いに戸惑いながらも何とか生活しているこほこさん。特に入院中はベッドで寝ており、帰宅後布団で寝るようになると布団から立つことが難しく感じたのだそう。戸惑う気持ち以外にも、術後、初めてシャワーを浴びて身も心もスッキリでき、さっぱりとした気持ちにもなったようです。普段通りに生活できないことって不便ですよね。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターこほこ

    2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。

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