私と同時期に入籍・妊娠した夫の幼なじみ
私は妊娠中に夫と籍を入れたのですが、夫の幼なじみの女性も、私たちと同じ時期に妊娠して籍を入れたそうです。お互いの入籍時期は、1週間しか変わりませんでした。
義実家は私たち夫婦が住んでいる隣町にあり、そう遠くはないのですが、義母も私も働いていたため、出産前は義実家に行く機会は少なかったです。夫婦でこれから生まれてくる子どもの準備に追われていたので、バタバタしていたというのもあります。
しかし、出産間近になり仕事を休むようになった私は、月に数回ほど義実家へ行くようになりました。これをきっかけに、義母は近所に住む夫の幼なじみを紹介してくれ、お互いに妊娠中だった私たちは頻繁に会うようになり、仲良くなっていったのです。
同じ時期に出産した幼なじみと仲良くなり…
その後、子どもを出産して1カ月ほどは、自分の実家で過ごした私。自宅に戻ってからは隣町に住む義母が育児を助けてくれる場面もあり、とても助かりました。そして、私が出産してすぐに、夫の幼なじみも出産。同じ時期に子育てを始めた私たちは、義母を介して連絡先を交換し、育児に関していろいろと相談しあう仲になったのです。
こうして、幼なじみとは小さい子どもを抱えるママ友の関係に。彼女とのおしゃべりはとても楽しく、私は育児ライフの楽しみがひとつ増えました。
何かと姑に比較されてしまう
しかし、子育て仲間ができてうれしい半面、義母を介しての友人だったので、義母と幼なじみの関係に少し疲れるところもありました。実は、幼なじみの女性は若いころにお母さんを亡くしていて、義母が母親のような存在。義母にとっても幼なじみは、実の娘のような存在だったのです。
ある日、私が離乳食を作っていると「幼なじみちゃんとはつくり方が違うのね」と義母が私に話しかけてきました。幼なじみと仲のいい義母は、義娘である私はもちろん、幼なじみの育児のやり方についてもよく知っていて、私たちの違いを指摘してきたのです。そのとき、以前、私の家に幼なじみが遊びに来たときに、「私たちのことをいろいろと比較されて嫌になっちゃう」と愚痴をこぼしていたことを、ふっと思い出しました。
確かに、義母に「子育てのやり方が違うのね」と比較されると、少し気になってしまいます。でも、おそらく悪気のない義母に「比べないでください」と言うのも違う気がします。結局、私と幼なじみは「これから義母に何か言われても気にしないでいこう!」とお互いに励まし合って、育児を楽しむことにしました。
子育てを通じて、今まで知り合えなかった友人ができたことはとてもうれしく、夫の幼なじみを紹介してくれた義母には感謝しています。しかし、幼なじみと仲のいい義母は、幼なじみの育児のやり方も知っていて、私たちの子育てについていちいち比較してくるのです。少しやりにくいと感じることもありますが、私も幼なじみも義母の言葉を気にせず、お互い子育ての悩みなどを相談し合いながら、いい友人関係を続けていきたいと思っています。
著者/中山真希
作画/霜月いく
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