職業柄自由にトイレに行けない
私は当時看護師をしており、手術室を担当していました。一度手術に入ってしまうと手術が終わるか交代がくるかのタイミングでしかトイレへ行けません。そのため、生理2~3日目は手術に入る直前にトイレへ行き、量の多い日用のタンポンと夜用ナプキンの完全防備で臨みます。それでも2、3時間くらい経つと経血でいっぱいになっていて、常に「漏れない」かヒヤヒヤしていました。
先輩と生理の話に
ある日の休憩時間、先輩方と生理の話に。生理痛のひどさやPMS(月経前症候群)、使用しているナプキンのサイズから、どのくらいの時間でナプキンが経血でいっぱいになるかなど、看護師ということもあってか、生々しい話題でも気にせず、みんなで話していました。
そして、先輩方と生理について話すうちに「私は他の人と比べて経血量が多いのかも」と思い、一度婦人科を受診してみることにしたのです。
婦人科を受診
婦人科で経腟エコー検査をし、診察してもらった結果、子宮や卵巣には特に異常はありませんでした。経血量が多いことを相談すると、漢方を処方してもらいましたが、特に異常はなかったという安心感と私の性格から続けて飲むことができず……。結局、飲むのをやめてしまいました。
漢方は続けて飲むことはできませんでしたが、その後出産すると経血量は以前より気にならなくなったように思います。
自分の生理は他の人と比べてどうなのか、実際に比べられるものではないですが、私の場合は先輩方との会話で「もしかして、人と比べて違うのかも?」と気づくことができ受診につなげることができました。結果的には何も異常はなく、今も困ることはありませんが、今後、何か気になることがあれば、受診して自分の体について把握しておきたいです。
著者/雨宮春季
監修/助産師 松田玲子
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