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「1カ月たったね」コロナ禍で会えない母からメッセージと私の決意 #乳がん絵日記 28

「乳がん絵日記」第28話。2021年に乳がんが発覚し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。こほこさんは浸潤性小葉がんが右胸に見つかり、全摘と同時再建手術を受けました。手術から1カ月たち、母から電話がかかってきて……。

この記事の監修者
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医師黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
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右胸の手術を終えたこほこさんは、病理組織診断の結果からホルモン療法を始めてることに。タモキシフェンという薬を毎日欠かさず飲む必要がありました。

 

しかし、タモキシフェンを服薬して3〜4時間は吐き気や眠気でダウンしてしまい、何もできないようになってしまったのだそう。

 

コロナ禍で会えない母からの電話

#乳がん絵日記28

 

相変わらずタモキシフェン服用後の体調不良に悩んでいました。飲む時間を昼にしてみたのですが、やっぱり気持ち悪くなる……。

 

寝る前だと飲み忘れてしまう可能性があると思い、タモキシフェンの服用時間を決められずにいました。どうしたものか……と格闘する毎日です。

 

手術から1カ月たっていたようで、母からの電話でそのことに気付きました(笑)。コロナ禍で会うことができず、母はとても心配してくれていました。

 

体の調子も快方に向かっているので、近々帰省しようかな。

 

この日、私はインスタグラムで自分の闘病記を公開することにしました。私の経験が誰かの支えになればいいなと思っています。

 

 

#乳がん絵日記28

 

乳がんになって手術をすると決まったとき、同僚や友人にはそのことを伝えずにいました。コロナ禍で人と会うこと自体が減っていたので、ポロッと打ち明ける機会がなかったのです。

 

年に1回会っている遠くに住んでいる旧友が「今年も会おう!」と計画を立ててくれようとしたので、そこで病気のことを話すことになりました。もっと早く回復して必ず会う! とモチベーションが上がりました。

 

だんだん職場復帰について考えることも増え、お世話になっている別部署の先輩にも病気について伝えてみました。すると、先輩と同じ部署の人も乳がんを経験していて紹介してもらえることになりました。

 

そして、まさかの先輩自身も乳がんの治療をしていたのだそう! とても身近な病気なのだと気付かされました。

 

#乳がん絵日記28

 

入院前、職場復帰は大体1カ月ちょっとくらいでできるかな〜と思っていました。しかし、ホルモン療法による体調不良や会社の組織体制が変わって慌ただしかったりしたこともあったので、結局2カ月間休職しました。

 

上司も「無理せずしっかり療養してね」と何度も声をかけたりしてくれてとてもありがたかったです。

 

退院後は自宅で職場のメールをチェックしたり、Zoomでのミーティングをのぞいてみたりして仕事からは離れないようにしていました。こんなふうに自宅からでも仕事に関われるオンラインの発展に感動!

 

1カ月以上休むと仕事で使うパスワードを忘れ始めて、働く感覚も薄れてきてしまっていました。仕事が面倒に感じてしまい、働きたい私とゆっくりしたい私が心の中で戦っていました(笑)。

 

 

手術から1カ月が経過し、徐々に日常を取り戻していたこほこさん。2カ月が経過するころには職場復帰をする予定になり、オンラインで職場の様子を見たりメールチェックをすることで仕事からは離れないように意識していたのだとか。母や友人、職場の人の温かさを感じたこほこさん。病気のとき、やさしくしてくれる人がいることはすてきですよね。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターこほこ

    2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。

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