生理前になると食欲増進&イライラする私
生理が近付くと普段よりも感情的になってしまうことを自覚していた私は、生理前はいつもヒヤヒヤ。また、注意力が散漫になり仕事になかなか集中できないことも悩んでいました。また、生理前になると無性に甘いものが食べたくなったり食欲が増進したりする傾向があって……。外的ストレスによる影響でそのようになることもあると思いますが、私の場合は生理前がほとんどだったので、おそらく生理によって体調に変化が起きていたのだと思います。
女子会などで生理前後の悩みを相談をすると、友人も似たような症状に悩まされていると知りました。その後、PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)という言葉を耳にする機会が増え、おそらく自分の症状はこれに近いのだろうと思ったのですが、婦人科受診までは考えが至りませんでした。
生理不順を治すために婦人科を受診
婦人科を受診してみようと思ったのは、友人から近くにあるおすすめのクリニックを聞いたことと、生理不順が深刻になったことがきっかけでした。受診した当初は生理不順の治療をしたいと漠然と考えていて、ピルを飲むことに対しては、まだ積極的にはなれずにいました。
低用量ピルは比較的副作用も少ない薬とは聞くものの、定期的に薬を服用する習慣がなかった私にとっては、常用する薬ができるのは不安に感じる面もあったのです。また、月経トラブルの治療薬よりも避妊薬のイメージが強いピルを飲むことは、他者からの視線も気になりました。
ただ、医師の問診は、そんな私の不安や心配を払拭してくれるものだったのです。生理不順の人にとって、ピルは快適な日常を過ごすためのお助けアイテムだということがわかり、服用に前向きになりました。
抵抗があったけれど…服用してみるとうれしい変化が!
私が飲み始めた低用量ピルは、保険適用のものです。クリニックで扱っているピルの費用や効果を医師から説明してもらい、自分の負担にならない程度の価格のピルを選びました。低用量ピルを初めて服用するときは吐き気が生じるなどの副作用が生じることもあると聞き、内心ドキドキしながら服用したのを今でも覚えています。幸い、私の場合は体調面でつらく感じることもなかったので、継続して服用することになりました。
低用量ピルを服用する上では毎日決まった時間に服用することが大切だと医師や薬剤師さんから聞き、私の場合は、夕食後の20時に飲むことに決めています。習慣になれば飲み忘れることもなく、1日に1度だけなので、服用するのを負担に感じることもありません。
低用量ピルを服用することで生理に振り回されて過ごす必要がなくなったのは、本当にありがたいです。生理のためにやりたいことをあきらめたり、不安定になったりする生活から解放され、以前よりもアクティブになりました。
以前は生理中に頭痛や生理痛を感じて鎮痛薬を飲むことが多かったのですが、低用量ピルを服用してからは鎮痛薬を飲む機会がほぼなくなったのもよかったです。また、低用量ピルを飲み始めてからは定期的に婦人科に通うようになったので、生理のことに限らず、婦人科関係の悩みを医師に相談しやすくなりました。低用量ピルをきっかけに自分の体ときちんと向き合える環境を整えられたのは、私の暮らしにとって大きくプラスになったと思います。
私は生理に関する悩みや不安をひとりで抱えながら暮らすことに限界を感じ、思い切って婦人科を受診したことで低用量ピルを服用するようになりました。1日に1錠のピルによって月経前や月経前のつらい症状が改善された今は、低用量ピルのない生活は考えられないほどです。これからも低用量ピルの力を借りて、アクティブな毎日を送りたいと思います。
著者/播磨かえで
監修/助産師 松田玲子
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