孫と遊びたい!義母の夢はふくらむばかり
夫には兄と姉がいて、お義兄さん夫婦の間にはお子さんがいます。
義母は、初孫が生まれたとき期待に胸をふくらませて「おばあちゃんライフ」の妄想をあれこれ抱いていたらしいのですが、義兄ファミリーの厳格な子育て計画により、孫と思うように関われなかったのだそう。
息子とはいえ、他人の家庭にむやみに首をつっこむこともできず、悶々としていたという義母。その後悔がぜんぶ、私たち次男夫婦への期待となっているのです。
申し訳ないけれど
しかし、私たちは子づくりにとても消極的。夫婦共々、子どもが特別好きなわけでなく、貯金もなければ、子育て以外にやりたいこともたくさんあります。夫婦で話し合いをして、「とりあえず今のところは子づくりはしない」という結論に至りました。
義母と顔を合わせる度に「孫が楽しみ」と言われると、どこか罪悪感を覚えていた私。いつまでも期待させているのも居心地が悪く、ある日ついに義母に、私たち夫婦が子づくりに消極的なことを伝えました。
焦らず決めたい人生計画
私たち夫婦と同じく、子どもを持たない選択をしている義姉を味方につけて、食事の場で口火を切った私たち夫婦。
義母はかなりショックだったようで、「お金のことなら大丈夫」「いつだって子どもを預かるから仕事にも支障は出ないよ」などとかなり説得されましたが、私たち夫婦の現時点での決意の固さと、義姉の「2人で決めたことなんだからいいでしょ」というナイスサポートに、しぶしぶ納得してくれたようでした。
義母の悲しそうな様子に胸が痛みましたが、子どもについては自分たちのペースで、時間をかけて考えていこうと思います。義母からも「まだまだあきらめないぞ」という気合いを感じました。
「子どもは欲しくない」という気持ちを口にするのには勇気がいりました。周囲の期待に応えたいという思いもありますが、でも、それだけの理由で子どもをつくるのはやっぱり怖いんです。「結婚=出産」というのが当たり前だと言われて悩むこともありますが、これからも自分たちの気持ちに素直な選択をしていきたいと思っています。
著者/つちやです
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