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友だちに足をかけ、ニヤッとほくそ笑む。エスカレートする嫌がらせ。原因はまさかの… #小学生トラブル【君が好き】8

「君が好き」第8話。誰とでも気さくに話せるソウと、友だちの輪になかなか馴染めないレクト。2人は、ソウがレクトに声をかけたことをきっかけに、放課後の公園で遊ぶように。元々は違うクラスでしたが、3年生の新学期から同じクラスになります。ソウにとってレクトは友だちの1人にすぎませんが、レクトにとってソウは唯一の友だち。2人の関係には温度差があり、学校であまり交流のがないことに、レクトは不満をもっていました。

ある日、レクトに「放課後、公園で遊ぼう」と誘われたソウですが、習い事を始めるため、レクトの誘いを断りました。レクトには「せめて放課後の公園だけでもソウと遊びたい」という切なる思いがありましたが、ソウは知るよしもありません。

 

それからしばらく経つと、ソウのくつ箱に紙クズを入れられる、嫌がらせが始まります。ソウは、犯人の見当がついているものの、誰にも言わずに我慢していました。すると、嫌がらせは次第にエスカレートしていき……。

 

先生に呼ばれ席を立つと、突然足をかけられ…

君が好き7

 

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「ノートを返すから、順番に取りに来て」

 

先生のかけ声とともに、次々に生徒が名前を呼ばれ、ソウの番に。席を立ち、歩き出すと誰かに足をかけられるソウ。

 

「ちょっ……! あぶなっ」

 

ソウはよろめき、床に手をつきます。

 

「思い切り転ぶところだった……」

 

なんとか怪我することなく済んだソウですが、顔を上げると……。

 

ニヤッとほくそ笑むレクトが、ソウを見つめています。

 

「なんでレクトはオレに嫌がらせをしてくるんだ!?」

 

ソウはくつ箱に紙クズを入れてくる犯人が、レクトだと気付いていました。そして、今回は足をかけて転ばせようとしてきたのです。

 

 

ソウのくつ箱に紙クズを入れる嫌がらせの後、転ばせようとしてきたレクト。レクトはソウのことが好きすぎるあまり、“放課後の公園でもソウと遊べない”という事実を受け入れられなかったのかもしれません。唯一の友だち、ソウに拒絶されたように感じたレクトの悲しみは、“嫌がらせ”という形で、吐き出されてしまいました。

 

たとえレクトの考えすぎでも、誰かに拒絶されるということは、心に深いダメージを受けます。多感な時期の子どもの心はとても複雑。子どもの気持ちをすべて把握するのは難しいことですが、周りの大人が子どもの変化に気付き、フォローしてあげることが理想ですよね。

 

 

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    マンガ家・イラストレーター愛すべき宇宙人

    中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。

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