今までレクトからの嫌がらせをやり過ごしていたソウですが、「今度レクトに何かされたら、やり返したい」という気持ちになっていました。しかし、お母さんに「まずは先生に相談しよう」と説得され、奥さんの出産のために3日間不在にしている担任を待つことに。
お母さんから、「それまでレクトくんとあまり関わらないように」と言われたソウは、翌日、レクトがわざと肩をぶつけてきても、気にしない様子を見せ、我慢していました。
嫌がらせを続けるも、反応がない友だちに…
「なんで、なんで無視するんだよ!! ソウ! こんなの許さない!!」
母親から「先生に伝えるまでは、レクトくんとあまり関わらないように」と言われていたソウ。そんなことを知る由もないレクトは、肩をぶつけても反応のないソウに、もどかしさと怒りを感じていました。
その日、ソウは帰宅後、お母さんにレクトから受けた嫌がらせを報告。
「あと2日の辛抱だよ」
とソウをなだめるも、「それでもキツイよね」と、お母さんも気が気ではありません。
「担任いないけど、明日学校に相談に行こうかな」
しかし、ソウは「2日くらいなら頑張る。我慢すればいいだけだし」と、お母さんに伝えます。
「知らない先生より、担任の鈴木先生に話すほうがいいと思う」
そんなソウの言葉に「まぁね。とりあえず明日も様子みるか」と、お母さんも納得するのでした。
嫌がらせを受ける息子に、「やっぱり他の先生に相談しよう」と提案するも、「我慢できる」という心強い言葉に、納得するお母さん。内心は心配でたまらないはずです。子ども同士のトラブルに親がどこまで介入するべきか……。わが子の様子や、状況を見ながらの判断になると思いますが、難しいところですよね。「様子を見る」と決めた以上、状況が悪化しないうちに、早く担任の先生に相談できることを願うばかりです。