もともと生理はおなかが重くなる程度で痛みも少なく、PMS(月経前症候群)も冷えと眠気くらいでした。「またこの生活に戻るのか~」と軽く考えていると、ある変化が起きて……?
生理だからといって甘くみないで!
出産を終えた私は、生理前は急にイライラして子どもや夫に当たったり怒鳴ったりし、自分の気持ちについていけなくなりました。生理が始まれば布団を汚すほどの経血量や朝のだるさと眠気、そして立ち止まるほどの腹痛・腰痛。復職していましたが、一連の不調で集中できずストレスが溜まる一方でした。
明らかな心身の変化に戸惑い、携帯で調べてみると、出産を機に生理にも変化があるようです。生理で病院へ行くことにちゅうちょしましたが、意を決して産婦人科で相談することに。
口頭での相談のみでしたが、産後に生理が重くなるのはよくある話のようで低用量ピルや漢方を紹介されました。低用量ピルは毎日1錠飲み続けてホルモンバランスを整え、漢方は生理1週間前後で毎食前に5日間ほど飲み続けて、イライラを抑えるとのこと。
副作用で、低用量ピルは不正出血や吐き気などの症状が出る可能性、漢方は胃に負担となる場合があると言われました。なお、低用量ピルには避妊効果があるため、服用する場合は、2人目の妊娠は望めないとも説明を受けました。
飲み方や副作用を考慮して漢方を選んだ私。生理1週間前をスマホアプリで通知させ、飲み始めました。イライラは生理前のみだったため、医師の判断で漢方は生理前のみとし、腹痛と腰痛は市販の鎮痛剤で対処。
結果、漢方で比較的イライラを抑えられ、市販薬で痛みにも悩まずに済んでいます。「生理くらい」と軽く考えず、気軽に医師へ相談していいのだと感じた出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※PMS:「月経前症候群」の略称。ホルモンバランスの乱れから心身にさまざまな症状が出ることがある。程度や症状の個人差が大きい。
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作画/Pappayappa
監修/助産師 松田玲子
著者:八木アヤコ
夫婦共働きの30歳ワーママ。3歳娘のトイトレに奮闘中。隙間時間にマンガを読むことがストレス解消になっている。