つわりが終わったと思いきや、新たな壁が立ちはだかり…
妊娠18週と5日目につわりが終わり、快適な日常を過ごしていた。
しかし、妊娠19週目に入ったある日……。
妊娠19週目のある日。
買い物から帰り、宅配便のチャイムがなったので出ようとしたところ、激痛が!
何が起きたのかわからず、宅配便のチャイムに出るため、立ち上がろうとすると、再び激痛。
動けなくなってしまったため、夫に杖を買ってきてほしいと連絡した。
夫は帰宅後、激痛で動けなくなっている私を見つけ、ベッドに移動させ、次の日の朝イチで病院に行くことになった。
医師からはさまざまな原因によって坐骨神経が圧迫されることで起きる痛み「坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)」だと診断された。
そして、妊娠中は靭帯を緩めるホルモンが出続けているため、基本的にはずっと続くとのこと。
他にも、子宮筋腫(子宮内に発生する良性の腫瘍)があり、位置も悪いため、ハイリスクな出産になることを告げられた。
私は無痛分娩がしたいため、この病院を選んだのに、転院先の病院では無痛分娩ができない事実にショックを受けた……が、妊娠悪阻(にんしんおそ)を乗り越えた私は、「つわりに比べれば痛みは耐えられる!」と考えられるほど強かった。
◇ ◇ ◇
助産師さん曰く、妊婦さんは妊娠に伴うホルモンの影響や体型の変化などによって坐骨神経痛が出現する方が多くなるようです。
ぎっくり腰などの急性腰痛では安静にしていたほうが良いとされていますが、坐骨神経痛の場合は、安静にしていても今までのように活動していても症状緩和にはあまり差がないとされているよう。
妊婦さん自身でできることとして、助産師さんからおすすめの方法を聞きました!
(※腰からおしりにかけての痛みやしびれを感じるようであれば、早めに受診してください。また、湿布や痛み止めの使用は必ず医師に確認をお願いいたします。)
・正しい姿勢を心がける(腰を反らさずに背筋をまっすぐ保つように意識する)
・冷えに注意
・適度な運動
・骨盤ベルトの活用
ぎっくり腰とは違い、安静にしていても緩和されないという坐骨神経痛。
正しい姿勢を心がけ、適度に体を動かすことが一番大切なんですね。
もし坐骨神経痛で悩まれている方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
監修/助産師 松田玲子