しかし、その息子に変化があったのは出産を2カ月後に控えた10月半ば。突如「幼稚園に行きたくない!」と言い出してきて……?
息子とのコミュニケーションを大事にするようになったきっかけ
幼稚園に行きたがらない息子に、「どうして行きたくないの?」と聞くと「パパと遊びたいから!」とのこと。どうやら平日がお休みのパパと遊びたかったよう。はじめは説得して登園させていましたが、日に日に悪化。私もいつしか「行きなさい!」ときつく怒鳴るようになってしまいました。
毎朝怒鳴って登園させるのに疲れてしまった私。このままではよくないと夫に相談したところ「無理に行かせる必要もないんじゃないか」と提案があり、年明けまでをに2カ月間幼稚園をお休みさせることを決意しました。
お休み中、次に幼稚園にいくときに元気に登園してくれるように2つのことを実行しました。
1つ目はカレンダーの見方を教えること。幼稚園の日は青、休日は赤、パパの休みの日はピンクで日付に丸を付け、息子でもわかるようにしました。
2つ目は、幼稚園での生活を忘れさせないこと。先生に相談して、子どもたちが降園したあとで幼稚園に行くことを了承してもらいました。先生は嫌な顔をせず対応してくれ、息子に折り紙や作品作りをさせてくれたことも。
そのかいあってか「今日は幼稚園がある日だね」と言うように。そんな様子を見ながら、幼稚園のことが気になっているんだなと思いました。長男には少しずつ「1月から幼稚園に行こうね」と伝えていました。
12月に出産を終え、いよいよ冬休み明けの始業式の日。朝はすんなりと制服を着てくれ、門の前でも「いってくるね!」と元気に登園。帰宅後も「今日はみんなとたくさん遊んだよ!」と教えてくれたのです。きちんと登園できて自信が付いた様子で、とってもうれしそうにお話してくれた姿を今でも覚えています。
休園前の息子は幼稚園では「穏やかでおとなしい子」でしたが、ストレスをため込んでいたのかもしれません。それなのにもかかわらず、息子の変化を感じ取れなかった自分に反省。
息子は現在小学3年生になりますが、この教訓を生かし毎日学校であったことを聞いて、何かあったらすぐ先生に相談するよう心がけています。
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作画/yacco
著者:山崎ユイ
5歳・3歳・1歳児のママ。WEBでイラストを投稿中。元保育士。いつも笑顔で過ごせるやさしいママを目指しています!