それ、必要!? トースターを買ってきた夫
夫は普段から料理はしない人で、夫がオーブンレンジを使うのは冷えた食事を温めるときくらいです。そのため、オーブンレンジにトースター機能があることを知らなかった様子。ある日突然、「見て! トースター買ってきたよ。わが家にトースターがないからさ」とウキウキで帰ってきた夫。
今までトースターがなくて困ったことはありません。なぜ買ってきたのか聞くと「え? うちにトースターがないからだよ」と言われ、私は言葉が出ませんでした。
良かれと思って……が裏目に出る夫
実は今回のトースターの件に限らず、今まで同じようなことが何度も起きているのです。先月は私の洋服を「安い服を見つけたから」と勝手に買ってきました。正直、洋服好きな私と、洋服に無頓着な夫とでは趣味が合わないのに……。必要ではないものを、私に相談することなく急に買ってくるので、感謝よりも先に困ってしまいます。
実際、トースターは一度も使っておらず、洋服も一度も着ていません。その都度、「買う前に私に確認してほしい」と伝え、夫も毎回「わかった」と言うのですが、何度も繰り返されました。そして先日、夫から「あのさ、良かれと思って買ってきてるのに、なんで文句ばかり言うの?」と反論されたのです。
伝わらない夫への妥協案!
家族で使うものや私のものを勝手に買ってくることを、良かれと思われても困ります。無駄なお金がかかったり、不要なものでわが家の小さい収納スペースが占領されたり、困ることばかりで私はモヤモヤしているのです。一方、「自分の善意に文句を言われた」と思ってしまった夫側もモヤモヤしているようでした。
私は苦肉の策で「せめて料理をするのは私だから、キッチン周りのものは私に任せてほしい」と訴えました。いったん、それで夫も納得してくれたようです。本当はキッチンに限らずなのだけれど……という思いはグッとこらえました。
夫に悪気がないことはわかっているのですが、良かれと思ってやっていることが相手を困らせている場合は、やはり改善してもらう必要があると思います。これからも夫への感謝の気持ちはちゃんと伝えつつ、無駄な買い物が増えないように、都度話し合っていこうと思っています。
著者:海原えめ
6歳息子と1歳娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。