退院後のお父さんの生活を考え、実家の退去を決めたエェコさんは育児や仕事の隙間時間で実家の片付けをおこなっていました。体力面だけではなく精神面や経済面でもエェコさんにかかる負担は大きく、エェコさんは気持ちが落ち込んでしまったりすることもありました。
そんな中、特に困っていた経済面について相談に乗ってもらうべく、医療ソーシャルワーカーと面談をおこなうことに。そこでエェコさんが直面したのは、お父さんの経済状況が想像よりも悪いということでした。
お父さんの経済状況はかなり悪くて
父はお金にズボラなところがあり、私が確認したときには預金残高は7万円だけしかありませんでした。入院費どころか家賃すら払えない金額で、今後のことを考えると吐き気がしてくることも……。
病院で入院費がいくらくらいになるか聞いてみたところ、経済面や今後の生活について相談できる医療ソーシャルワーカーを紹介されました。
介護の経験があり、少しだけなら介護事情もわかるからということで、義母が一緒に面談に行ってくれることになり……ひとりでは心細かったので、本当にありがたかったです。
私たちの担当は春日さんという女性の方。ゆるふわな雰囲気で話しやすく、親身になってくれました。
春日さんからは「生活保護」「限度額適用認定証」「介護認定」の3つを申請するように言われました。言葉を聞いたことがある、というくらいの知識しかない私にはさっぱりわからないことだったので1つずつ聞いてみることに。
父の残高を見たときから生活保護になるかも、という気持ちは正直ありました。私が独身ならまだしも、夫もいれば2人の子どもがいるので支援できることには限りがあります。
当時は生活保護を受けることに対してとても申し訳ない気持ちが強く「申請しちゃっていいの? 父の生活能力のなさで保護を受けて……すごく申し訳ない。ごめんなさい。でもこれがないと私も父も生きていけない」という気持ちでいっぱいでした。
今のお父さんの経済状況は急を要するほどに悪いものでした。春日さんは一刻も早く生活保護の申請をするようエェコさんに言いましたが、エェコさんはお父さんが生活保護を受けることに対して、娘として世間に申し訳ないと感じているようでした。生活保護は国民の権利なので、エェコさんが申し訳ないと思うのは少し考え過ぎなのかもしれませんね。
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