お父さんが声をかけた際、相手がソウの父親だと知ると、レクトは興奮した様子で「今からソウと遊びたい!」と訴えてきました。しかしお父さんは、「今はダメ。君を家まで送っていく」と言い聞かせます。
反抗的な態度を見せていたレクトですが、お父さんと一緒に公園を出ると、落ち着いた様子で会話をしていました。ところが、家が近くなると突然、「ここで帰って」と言い出すレクト。「家まで送るって」とお父さんが先に進もうとすると、態度を一変させ、「あんまり調子に乗るんじゃねぇ」と言って睨みつけてきたのです。
脅すようなことを言ってくる少年…
「ここで帰れ。さもないと……。『知らないおじさんに誘拐される。助けて』って叫ぶよ?」
家まで送り届けようとしただけなのに、脅しとも取れるようなことを言うレクト。
「叫ばれたくないならもう消えて? 家はすぐそこだから」
「レクト……。お前大丈夫なのか?」
レクトのただならぬ様子に、心配になるお父さん。
「大丈夫に決まってる! 家をお前に知られたくないからな」
そう言ってレクトは、わずかな笑みを浮かべ走り去って行きました。
お母さんにそのときの様子を話すお父さんは、気になることがありました。
「なんていうかさ、闇を抱えていそうな感じ? ちょっと心配だよな。レクトの家庭環境……」
家に近づけないよう必死な様子のレクトに、お父さんは心配が募るのでした。
お父さんを脅すようなことを言ってまで、家まで行くことを拒んだレクト。お父さんの言うように、「何かあるのでは?」と勘ぐってしまいます。しかし、“家庭環境が気になる”と言っても、家庭によってさまざまな事情があるのは百も承知。気になったとしてもすぐに何か行動するのは、難しいですよね。もし、皆さんが周りの子どもと関わる中で、“家庭環境が気になる”と感じる出来事があった場合、どうしますか?
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親子共々、近付かないようにします。
巻き込まれるのは、真っ平です。