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「私はダメな子だ」母のささいな言葉に悩む娘。自分の感情ばかり優先する母なのに!? #過干渉な母親 6

【母の「アンタのために」から解放されるまで】第6話。7歳のぷみらさん、専業主婦の母親、父親、2歳の妹は、金銭的援助を受けるため、ぷみらさんの祖母(母方)と同居していました。ぷみらさんの母は、祖母や父とケンカばかり。母はいつも怒っているか泣いているかのどちらかで、家族同士の揉め事が絶えない毎日でした。家族とケンカになると、時折、家出をしていた母。必ず帰ってくるものの、ぷみらさんはそのたびに、「お母さんがいなくなるかも」という不安がありました。

父や祖母とケンカすると、「もういやあああ!」と泣き叫ぶことが多かった母。ぷみらさんは、その声が聞こえるたびに、母の愚痴を聞きに行くようになり、いつしかそのことを使命のように感じていました。

 

「ぷみらだけは、お母さんの味方でいてね」と話す母。それに応えるように話し相手になっていましたが、毎日のように続く母の愚痴に「しんどい」と感じるようになったぷみらさん。ある日、母の泣き叫ぶ声が聞こえるも、「今日は後で行こう」と部屋に留まっていると……。

 

泣き出した母の言葉に、自己嫌悪に陥る娘

アンタのために6

 

アンタのために6

 

アンタのために6

 

 

アンタのために6

 

アンタのために6

 

アンタのために6

 

「ぷみら聞いて!」

 

勢いよく扉を開け、ぷみらさんの部屋に入ってきた母。

 

「え……。今はちょっと……」

 

いつも母の愚痴を受け止めていたぷみらさんですが、しんどい気持ちが溢れ出します。

 

「え……? アンタだけが味方なのに。アンタのために頑張ってるのに……。アンタは愚痴も聞いてくれないんだ」

 

ぷみらさんの反応に悲しみ、覇気のない表情で涙を流す母。その様子にぷみらさんは焦り、母に駆け寄ります。

 

「お母さんごめんね。今日は何があったの?愚痴聞くよ!」

 

そしていつものように、祖母の愚痴を話し出す母。

 

「お母さんを悲しませてしまった。私はダメだ子どもだ。お母さんに笑ってほしい。私には何ができる?」

 

母のため、ぷみらさんは思いをはせるのでした。

 

 

「ぷみらなら話を聞いてくれる」と当たり前のように思っていた母は、後にしてほしいという態度を取ったぷみらさんに、悲しみをぶつけました。そのことで、「私はダメな子だ」と思ってしまったぷみらさん。「アンタは愚痴も聞いてくれないんだ」。そんな母の言葉は、ぷみらさんが感じたほど深い意味はなかったのかもしれません。しかし、子どもにとってはそれほどのことを思わせてしまうひと言でした。子どもは親に純粋な気持ちで向き合ってくれます。親も子どもの気持ちを尊重し、“親だから”というエゴを捨て、真正面から向き合えるといいですね。

 

 

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    マンガ家・イラストレーターぷみら

    HSS型HSP(刺激を求め外交的である一方で、感受性が強く敏感で繊細な気質)のアラサー看護師。Instagramでは、“気にしすぎ体験談”や“HSPあるある漫画”を描いています。失敗だらけだけど頑張って生きてます!

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