生理不順改善の秘策を見つけた!
ずっと生理不順に悩まされていた私。いつ生理がくるかわからないという不安は、ストレスの原因でもありました。生理不順によいと言われる方法をいろいろ試してみたものの、なかなか効果を感じられずにいたとき、女性雑誌で漢方特集の記事を目にしたのです。記事を読むと、生理周期が遅くなる人は漢方では「血虚(血が不足している状態 )」と呼ばれる体質に当てはまることがわかりました。
漢方を日々の暮らしに取り入れる方法として、薬膳が紹介されていて、冷え性や生理不順など女性特有の悩みを解決する糸口になる可能性があることを知ったのです。
薬膳というと専門的な知識が必要で敷居が高いイメージがありましたが、意外と身近な食材が薬膳に使用されていることを知り、自分の生活にも取り入れられそうだなと思いました。
体質改善のために心がけていること
「血虚」体質の人は体が冷えやすく、生理周期にも影響が出ることがわかり、まず冷たい物の摂取量を抑制することにしました。これまでリフレッシュタイムにはアイスコーヒーを飲むことが習慣になっていましたが、温かい飲み物や常温のお水を飲むように。1日に何度も摂取する水分の温度に気を付けることで、少しずつですが冷え性が改善されてきたと思います。
また、睡眠と食生活も見直しました。なるべく早めにベッドに入り、寝る前にはスマホなどは見ずリラックスする時間を作っています。すると、以前よりも熟睡できるようになったおかげか、血の巡りが良くなってきたように感じています。以前は生理前になると、目まいやふらつきを感じることがあったのですが、そういった悩みが解消されてきました。
お気に入りの漢方食材
食生活では、「血」を補う食材を積極的に取り入れるように心がけています。できる限り薬膳の発想を取り入れると、少しずつ体質が改善されたのか、生理周期が規則正しくなってきてとてもうれしいです。
私のお気に入りの食材は、鴨肉です。上質な赤身肉でしっかり「血」を補えますし、和洋中いろいろなメニューに使えてとても便利です。また、かつおやぶりといった赤身の魚も積極的に取り入れます。ほかにも、ほうれん草やかぼちゃなど緑黄色野菜を効率的に取り入れるため、冷凍野菜も活用しています。
また、間食も見直しました。私は甘い物好きですが、砂糖を使ったスイーツではなく、ドライフルーツを食べる機会を増やしています。また、鉄分の多いドライプルーンやレーズンで「血」を補うようにすると、めまいに悩まされることが大幅に少なくなったのです。体を作る食を見直すことで、いいことがたくさんありました。
生理不順改善のために、漢方の発想を取り入れて生活すると健康についての意識が高まり、暮らし全体が豊かになってきたように思います。自分の体質を理解し、それに合う方法で対処することがいかに大切であるかを実感する日々です。
著者/呉羽まり
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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