こほこさんは右胸の乳房再建時、左太ももの自家組織を使って再建をしようとしましたが、採取した組織が足らず脂肪注入をして胸の形を整えました。他にも瘢痕拘縮(はんこんこうしゅく)という右脇にできた傷の引きつれを治す手術も受けました。
脂肪注入から約1カ月たったころ、右胸の手術から半年が経過していたので検査を受けることになりました。術後から半年たち、こほこさんの体に起こった変化とは。
全摘手術から半年たち、現在の状態は
私は右胸の全摘と再建手術を受けた後、傷の治りを良くするために極力右腕を使わないように生活していました。その後、右胸と鎖骨の間にできてしまった段差を埋めるために脂肪注入をしたのですが、脂肪の定着させるために右腕を動かさないように制限していました。
結果、半年間は右腕をあまり動かすことができず……右肩の関節が硬くなってしまい、腕を真上に上げたり後ろに回しにくくなってしまいました。
右脇の中央に太くて固い筋があり、モンドール病︎(胸部から上腹部にかけて表側にある静脈に血栓が出てきて、それが筋状に見えるもの)かと思ったのですが、医師から指摘されることもなく術後4カ月ごろには消えていました。
ただ引きつられている感覚があり、腕を上げると胸ごと引っ張られているような感じがして万全とは言えない状態でした。
術後経過を見るための検査では、採血をした後に乳腺外科で診察とエコー検査を受けました。
ホルモン療法の影響でホットフラッシュによる不眠に悩まされていたのですが、それは漢方を飲むことで解消されました。それ以外に疲れやすく、頭がシャッキリしないので何か漢方を処方して欲しいとお願いしたところ、「既に服用している漢方と成分が合わさると肝機能に良くない」ということで追加の処方はできないとのことでした……。
エコーで右胸を見てもらったところ、鎖骨辺りに注入した脂肪が見えるらしく「ボコボコしているのが見えます」と言われました。しかし、私にはどうボコボコしているのかわかりませんでした(笑)。
手術をしていない左側の脇のリンパが腫れているとのことで、1月以上前に接種した新型コロナウイルスのワクチンの副反応がまだ残っているようでした。
血液検査の結果は問題なく、ホルモン療法の一つであるリュープリンの注射をおなかに打ってもらって帰宅しました。
手術から半年が経過し、こほこさんは右肩が以前より硬くなったように感じているのだとか。その理由は術後、傷に響かないよう右腕を使わない生活を意識していたからなのだそうです。こほこさんは無理のない範囲でストレッチをするようにして、元の肩を取り戻そうとしているようです。肩が硬くなると腕を動かしにくくなるので大変ですよね。
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