右胸の全摘と再建手術から半年、術後の経過は順調なこほこさん。経過観察の検査を受け、特に異常はなしということでした。
検査の日、こほこさんはホルモン療法の一つであるリュープリンの注射をしてもらいました。注射を打ったこほこさんは、生理痛のような痛みを感じていました。
ホルモン療法の影響で生理痛のような痛みが
乳がんのがん細胞は女性ホルモンであるエストロゲンの影響を受けて増殖したりすることから、エストロゲンを抑えるためにホルモン療法をおこなうことになりました。
半年に1回、リュープリンという注射を打つ以外にも、タモキシフェンという飲み薬を毎日欠かさず服用して治療をしています。
初めてリュープリンを打った日の夜は頭痛と吐き気を感じてとてもしんどかったのですが、体が慣れたのか今回は少ししんどいと思うくらいでした。
しかし、翌日は倦怠感が強く、頭痛の症状もあったので仕事をしていてもあまりはかどらず……1週間くらいしんどさを感じる日々が続きました。
しかもこのころから、子宮にじんわりと痛みが出てくることがありました。ホルモン療法の影響で生理は止まっているのですが、生理痛のような痛みを感じていました。
リュープリンを打った場所はツベルクリン反応のように赤くなって皮膚がコリコリと硬くなっており、ズボンをはいたりしたときに当たるとちょっと痛かったです。
ホルモン療法を始めてから半年近くたち、ホットフラッシュ以外にも髪が絡まりやすくなったり爪が割れたりと、あらゆる部分に影響が出てきました。
慢性的な倦怠感やバテやすさにも困っていましたが、何よりも膝の関節痛がつらい! 正座から立ち上がろうとすると、思わずフラフラ。
趣味の茶道ではお茶碗を落として割ってしまわないかドキドキすることもしばしば。
脚といえば、私は左太ももの組織を利用して乳房の再建をしたのですが、しゃがんだりしたときに傷が引きつっているように感じることがありました。
術後すぐは痺れのような痛みがありましたが、時間とともにそれは薄れていっていました。それなのにまた違和感が出てきたということは、皮膚の感覚が正常に戻ったのか、それともただ単に乾燥しているだけなのか……。
特に困っているわけでもないので、ひとまず保湿クリームを塗って様子を見ることにしました。
エストロゲンを抑えるためにホルモン療法を始めたこほこさん。治療開始から約半年が経過し、ホットフラッシュや髪のパサつきなど体の変化に戸惑うばかりでした。体調不良によって仕事にも集中できない日があったりしたのだとか。病気の治療による体調不良は仕方がないことだとわかっていても、日常に影響があるととてもつらいですよね。
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