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「生理痛のような…」ホルモン療法の影響で下腹部に謎の痛みが #乳がん絵日記 41

「乳がん絵日記」第41話。2021年に乳がんが発覚し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。浸潤性小葉がんの診断を受け、右胸の全摘と左太ももの自家組織を用いた乳房再建手術をおこなったこほこさん。術後はホルモン療法を受け、がんの再発を防止していくことになりました。ホルモン療法を始め、こほこさんの体にはさまざまな変化が現れて……。


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医師黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
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右胸の全摘と再建手術から半年、術後の経過は順調なこほこさん。経過観察の検査を受け、特に異常はなしということでした。

 

検査の日、こほこさんはホルモン療法の一つであるリュープリンの注射をしてもらいました。注射を打ったこほこさんは、生理痛のような痛みを感じていました。

 

ホルモン療法の影響で生理痛のような痛みが

#乳がん絵日記41

 

乳がんのがん細胞は女性ホルモンであるエストロゲンの影響を受けて増殖したりすることから、エストロゲンを抑えるためにホルモン療法をおこなうことになりました。

 

半年に1回、リュープリンという注射を打つ以外にも、タモキシフェンという飲み薬を毎日欠かさず服用して治療をしています。

 

初めてリュープリンを打った日の夜は頭痛と吐き気を感じてとてもしんどかったのですが、体が慣れたのか今回は少ししんどいと思うくらいでした。

 

しかし、翌日は倦怠感が強く、頭痛の症状もあったので仕事をしていてもあまりはかどらず……1週間くらいしんどさを感じる日々が続きました。

 

しかもこのころから、子宮にじんわりと痛みが出てくることがありました。ホルモン療法の影響で生理は止まっているのですが、生理痛のような痛みを感じていました。

 

リュープリンを打った場所はツベルクリン反応のように赤くなって皮膚がコリコリと硬くなっており、ズボンをはいたりしたときに当たるとちょっと痛かったです。

 

 

#乳がん絵日記41

 

ホルモン療法を始めてから半年近くたち、ホットフラッシュ以外にも髪が絡まりやすくなったり爪が割れたりと、あらゆる部分に影響が出てきました。

 

慢性的な倦怠感やバテやすさにも困っていましたが、何よりも膝の関節痛がつらい! 正座から立ち上がろうとすると、思わずフラフラ。

 

趣味の茶道ではお茶碗を落として割ってしまわないかドキドキすることもしばしば。

 

脚といえば、私は左太ももの組織を利用して乳房の再建をしたのですが、しゃがんだりしたときに傷が引きつっているように感じることがありました。

 

術後すぐは痺れのような痛みがありましたが、時間とともにそれは薄れていっていました。それなのにまた違和感が出てきたということは、皮膚の感覚が正常に戻ったのか、それともただ単に乾燥しているだけなのか……。

 

特に困っているわけでもないので、ひとまず保湿クリームを塗って様子を見ることにしました。

 

 

エストロゲンを抑えるためにホルモン療法を始めたこほこさん。治療開始から約半年が経過し、ホットフラッシュや髪のパサつきなど体の変化に戸惑うばかりでした。体調不良によって仕事にも集中できない日があったりしたのだとか。病気の治療による体調不良は仕方がないことだとわかっていても、日常に影響があるととてもつらいですよね。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターこほこ

    2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。

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