テレビを見ながら無言で食事する夫
結婚直後は、わが家のリビングにもテレビがありました。夫は会社から帰宅するとすぐさまテレビをつけ、リビングでは常にテレビが流れている状態です。食事中も、もちろん夫はテレビを見ていました。
私はせめて食事の時間だけは、お互いに今日あった出来事を話し合うなどして会話を楽しみたいと思っていたので、テレビを見ながら無言で食事をしたり話しかけても上の空で返事をしたりする夫に、苛立つことが何度かありました。
リビングからテレビを撤去することに
そんな中、夫の会社でテレワークが推進されるようになり、夫が在宅で仕事する機会が増えました。すると、ある日突然夫が、「仕事用のディスプレイの画面としてテレビを使いたいから、俺の部屋に持っていってもいい?」と私に聞いてきたのです。
夫と違って私は四六時中テレビを見ているわけではなく、もともとニュースの時間ぐらいしかテレビを見る習慣がありませんでした。常に流れ続けるテレビの音がわずらわしく感じていた私は、夫の提案に大賛成しました。
テレビのない生活
初めのうちは、夫はテレワークの日だけテレビをリビングから移動させ、仕事が終わるとリビングにテレビを戻す生活をしていました。
ところが、テレワークの回数が増えてくると、毎回テレビを部屋に移動させてまたリビングに戻すのが面倒に思ったのか、夫は自分の部屋にテレビをずっと置いておくようになったのです。
当初は「リビング用にテレビをもう一台買おうか?」と言っていた夫でしたが、次第にリビングにテレビのない生活に夫も慣れてきたよう。結局、新しいテレビは買わないまま過ごしています。
リビングからテレビを撤去したことにより、食事中はテレビの音が消え、夫婦の会話ができる時間になりました。最初は、食事の時間に私から夫に話しかけることが多かったものの、最近では夫から話を振られることも増え、会話が弾むように。リビングからテレビを撤去したことで、食事の時間に会話が生まれ、夫婦のコミュニケーションがとれるようになり、夫婦仲が以前より良くなったように思います。
著者/nanoka22
イラスト/おんたま
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