1人目も2人目の出産も時間がかかり、痛みに悶え苦しんだオニハハ。さん。3人目は冷静に落ち着いて産みたいと考え、痛みを和らげる方法を調べて見つけたのは“ソフロロジー”。陣痛は赤ちゃんがママに会おうと頑張ってくれている証拠だから、陣痛のイメージを幸せなものに変える。陣痛が来たら遠くを見て、細く長く息を吐いて赤ちゃんに空気を届け、背筋を伸ばして体の力を全部抜く。ソフロロジーを覚えて実践すると、陣痛の痛みが怖くなくなり、息を細く吐くたびに痛みが抜けていくようになったのですが……!?
痛くない弊害? 病院へ行くべきか悩んだ結果…
午後になり、前日夜から始まっている前駆陣痛は10〜15分間隔に。2人目まではこの間隔のときは激痛だったのに、ソフロロジーのおかげでオニハハ。さんはまったくしんどさを感じていませんでした。
「でもコレきっと陣痛だし、経産婦だし、そろそろ産院に……」
オニハハ。さんがそう考えていたとき、ばあちゃんから電話がかかってきて、急きょ、家に来てくれることに。
「とっくに病院へ行かなきゃいけない間隔なんだけど、ソフロロジーでそんなに痛くないから病院行っていいものかどうか悩んじゃって」と迷うオニハハ。さん。「とりあえず電話してみたら?」と言うばあちゃんの提案で、病院へ向かうことになりました。
病院へ向かう車内でオニハハさん。の陣痛は、車の振動により進んで痛みが増し、5分間隔になっていました。そうして無事に病院へ到着。ママと離れることがわかった子どもたちでしたが……。ばあちゃんの「帰りお菓子買ってあげる」というひと言で、くるりと方向転換して帰っていくのでした。
ソフロロジーで痛みを緩和できるようになったのはよかったですが、痛みが少ないためにどのタイミングで病院へ行けばいいのか悩んでしまったオニハハ。さん。今回は無事に病院へ着きましたが、最悪の場合は家や車内で出産する事態になっていたかもしれません。経産婦さんの場合、オニハハ。さんのようにまずは病院へ連絡し、指示を仰いだほうが赤ちゃんもママも安心ですね。
※前駆陣痛とは、妊娠後期に起こる不規則な子宮収縮で、お産の始まりに先駆けて起こる陣痛のこと。痛みの強さ、長さ、間隔が不規則で、痛みの感じ方には個人差があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 松田玲子
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