そんなある日、事件が起きます。いつものように母と祖母がケンカする声が聞こえ、ぷみらさんが駆けつけると、調理器具を凶器のように構え、罵り合っている2人が……。
「もう○んでやる!」と興奮する母に対し、煽るように怒鳴りつける祖母。ぷみらさんは、一触即発の状況に焦りながらも、「ここは慎重に」と仲裁に入ろうとしますが……。
興奮状態の母と祖母をなだめようと…
「まずは包丁を元の位置に戻そう?」
「お母さん今興奮してるから、いったん部屋に戻ってもらっていい?」
興奮状態の母と祖母をなんとかなだめようとする、ぷみらさん。祖母を部屋に戻し、母の話を延々と聞いていると、母は少しずつ落ち着きを取り戻しました。
「アンタがいるから、私は○ぬのを我慢してる……」
「子どものために、この家を出るのも、我慢してるのよ。お父さんだって助けてくれない……。本当は離婚したいけど、我慢してるの」
母の涙ながらの言葉に、ぷみらさんも本心が溢れ出ます。
「お母さん……。我慢しなくていいよ。この家を出ても、お父さんと離婚してもいいよ。私はお母さんが笑ってるほうがいい!」
ぷみらさんは母を想い、自分の気持ちを伝えるのでした。
「アンタのために我慢している」そんな母の言葉に、「お母さんには笑顔で、自分の望むように生きてほしい」と伝えたぷみらさん。親にとって子どもは何よりも大切な存在です。それゆえ、つい“子どものため”と、自分を追い込んでしまうことがあるのかもしれません。しかし、ぷみらさんの言葉のように、子どもにとって重要なことは、“親が笑顔でいること”なんですね。子どものためにも、親自身が自分を大切に、笑顔でいられるような考え方ができるといいのかもしれません。