興奮状態の母と祖母。ぷみらさんがなんとか祖母を部屋に戻し、母の話を延々と聞いていると、母は次第に落ち着きを取り戻しました。そして、「アンタがいるから、私は○ぬのを我慢してる。父さんだって助けてくれないし、本当は離婚したいけど、アンタのために我慢してるの」と、涙ながらに訴えてきました。
そんな母に、「我慢しなくていいよ。お父さんと離婚してもいい。私はお母さんが笑ってるほうがいい!」と、自分の気持ちを伝えますが……。
母の言い分と噛み合わない、娘の想い…
「この家を出ても、離婚してもいい! 私はお母さんが笑ってるほうがいい!」と、母に訴えたぷみらさん。
「アンタには、それをして生きていくことが、どれだけ大変かわかんないのよ……」
「それに、父親がいない子どもはかわいそうだし、そんなことできない」
ぷみらさんの気持ちとは裏腹に、母はぷみらさんを思ってのことだと主張します。
母が自分のことを考えてくれていることは、理解しているぷみらさん。しかし、どう生きていくかは母が決めること。
「“私のために我慢してる”って言わないでよ。私を言い訳の材料にしないでよ」
心の中でつぶやくぷみらさん。「自分のせいで母が苦しんでいる」と感じてしまいます。
「貧乏でもお父さんがいなくても、お母さんが笑っていたら、それでいいのに」
「そう思うのは、私が子どもだからなのかなぁ……」
ぷみらさんも、母も、お互いを思う気持ちがすれ違い、分かり合えずにいるのでした。
ぷみらさんは自分がどのような環境になっても、「お母さんが笑っていたら、それでいい」と、純粋な気持ちがありました。しかし母は、「子どものため」と、さまざまなことを我慢しています。親子がお互いを思うあまり、すれ違っているように感じますが、少なくとも子どもが「自分のせいでお母さんが苦しんでいる」と感じてしまうのは、よくないことではないでしょうか。“子どものため”とはどのようなことなのか、どんな言葉で子どもに思いを伝えるのがベストなのか、親としてしっかり考えたいですね。