そんな母に、「我慢しなくていいよ。お父さんと離婚してもいい。私はお母さんが笑ってるほうがいい!」と、ぷみらさんは気持ちを伝えます。しかし、「アンタにはわからない。父親がいない子どもはかわいそうだし、そんなことできない」と、ぷみらさんを思ってのことだと主張する母。
ぷみらさんは、「貧乏でもお父さんがいなくても、お母さんが笑っていたら、それでいいのに」心の中でつぶやきます。お互いを思う気持ちがすれ違い、分かり合えない2人は……。
母の過剰な心配の先には…
母と祖母の壮絶なケンカからしばらく経ったある日。
「アンタが小さいころ、すぐに熱を出すし、アトピーもあって大変だったのよ?」
ぷみらさんに話す母。
「でも、そんな弱い子どもに産んでしまったのは、私のせいなのよね……。ごめんね」
突然の母の言葉に「そんなこと気にしなくていいのに! 私は健康だと思うけど……」と、気が滅入るぷみらさん。
「だからね、アンタにはもっと漢方を飲んだり、鍼灸に行ったりしてほしいの!」
母の持論で、漢方や鍼灸を勧められますが、ぷみらさんは以前からそのような治療が苦手でした。
「でも、断ったらめっちゃめんどくさそう……。どうしよう……」
ぷみらさんは、母の勧め通りに治療を受けるか、頭を悩ますのでした。
母から勧めらた治療に、乗り気になれないぷみらさん。「弱い子に産んでしまったのは、私のせい」と自分を責め、母なりに子どもを思ってのことです。しかしぷみらさんは、母が過剰に気にしていると感じているようです。母の勧める治療が苦手なぷみらさんにとっては、すんなり受け入れがたい話。親子関係ではなくとも、よかれと思って相手に何かを勧めるときは、相手の気持ちをできるだけ汲み取り、自分の意見を押し付けることは避けたいですね。