母と祖母の壮絶なケンカからしばらく経ったころ。「アンタが小さいときは、体が弱くて大変だった。でも、そんな弱い子どもに産んでしまったのは私のせい。ごめんね」と、母が突然謝ってきました。「そんなこと気にしなくていいのに! 私は健康だと思うけど……」と、気が滅入るぷみらさん。
そして母に、漢方や鍼灸を勧められます。しかし、ぷみらさんは以前からそのような治療が苦手でした。「断ったらめっちゃめんどくさそう」と、頭を悩ませていたぷみらさんですが……。
突然、母が号泣…!?
母の勧めを断ることにしたぷみらさん。逆撫でしないよう、やんわりと「漢方も鍼灸も、あまりしたくないな……」と伝えます。
ぷみらさんの言葉に、「なんで……?」とぽかんとする母。
「私はあんまり得意じゃなくて……」
言葉を濁しながらも、ぷみらさんは自分の意思を伝えます。すると……。
「なんで……。アンタのためにいろいろ考えてるのに。こんなに心配なのに」
嗚咽しながら号泣する母。
「えぇぇぇぇぇぇぇ!そんなに泣くことなの!?」
突然の母の号泣に、驚くぷみらさん。自分を心配してくれる母に対して、ありがたい気持ちがありながらも、苦手なものは苦手。
「こんなに泣かれたら、断れないよ……」
ぷみらさんは、うんざりした気持ちで母に治療を受けることを伝えるのでした。
“泣き落とし”とはまさにこのこと、と言わんばかりの展開でしたね。自分が勧めた治療を断られただけで、嗚咽しながら号泣した母に、ぷみらさんはとても驚いたのではないでしょうか。
子どもが大切で心配だからこそ、日常の小さな出来事でも、“子どもの意思を尊重する”ことが難しいと感じるときはありませんか? 親として最善の案を提案しているつもりでも、子どもと意見が食い違う場合は多くありますよね。子どもを思うあまり、つい助言をしたくなりますが、子どもの自主性や自尊心を育む意味でも、時にはそっと見守ることも大切なのかもしれません。