倦怠感やイライラを感じやすい
私は生理が近付いてくるにつれ、倦怠感が強くなります。睡眠を十分に取っていても、翌朝すっきり起きられない日が増え、疲れが抜け切らない状態が続き、何をしてもはかどらなくなってしまうのです。
仕事中はなんとか乗り越えられるのですが、家に帰るとぐったり。定時で帰れた日でも、夕食の準備が面倒で体が動きません。普段はこなせる家事もおっくうになってしまいます。また、生理前は趣味の動画鑑賞も気が進まず、常にブルーな気分で過ごすことが多いです。
楽しいことをしたくてもうまく気分転換ができず、イライラを感じることばかり。私は普段、どちらかというとのんびりタイプですが、生理前はとても短気になってしまいます。そんな心の変化や普段通りに動けない状況に戸惑い、周囲に対して攻撃的になりがちなので、注意するようにしています。
肌荒れがつらい
生理前は肌荒れがひどくなることも悩みです。これまで、外出するのをためらうほど肌が荒れてしまったこともありました。かかりつけの皮膚科で肌質に合う軟膏を処方してもらっていますが、すぐ治るわけではありません。
また、生理前は普段と同じようなスキンケアをしていても肌の乾燥が防ぎきれず、粉ふき状態になるほど乾燥がひどくなり、かゆみが出てくるのもつらいです。
さらに保湿ケアをしてもすぐにかゆみがぶり返し悩んでいます。このような肌トラブルも、生理前のブルーな気分を強めているのです。
実践している対処法
生理前の不調となるべくうまく付き合うために、私は生理管理アプリを使って、生理時期を予測しながら暮らしています。生理周期を把握するようになってからは、体調に変化を感じても慌てず冷静に対処できるようになりました。症状が出始めてからは、アプリ内で「倦怠感」「頭痛」「肌荒れ」など記録しておくと、自分の体のリズムがわかるようになり、生理前の不調とも適切に向き合えるようになったと思います。
また、日常生活の見直しもおこないました。生理前の時期は、なるべくおうち時間を大切にしてゆったり過ごす時間を持つように心掛けています。
外出の予定を入れると、多少無理をしてでも出かけようとして、より体に負担をかけてしまうからです。家でエッセイ本を読んだり、ヒーリング系の音楽を聴いたりして穏やかな時間を過ごすと、イライラした気分が静まって、比較的心豊かに暮らせるようになりました。就寝前はノンカフェインのハーブティーを飲み、普段よりも早めにベッドに入って、リラックスタイムをつくるようにしています。ゆったりした気持ちでいる時間を増やし、生理前はストレスがかからないようにすることで不調も落ち着いてきました。
以前の私は、生理前の体調変化に対して向き合うことが苦手でした。生理時期を大まかに予測し、どのような症状が起こりやすいかについて把握するようになってからは、不快な症状にも対処できるようになってきたように思います。今後もいろいろな対策をとって、根気強く自分の体と向き合っていきたいです。
著者/里見はな
監修/助産師 松田玲子
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