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「え、誰の名前…!?」単身赴任中の夫の寝言から知らない女性の名前が…その正体は一体

単身赴任で、1~2カ月に一度しか家に帰って来ない夫。娘ももう小学校5年生とそれなりに手がかからなくなってきたので、夫がいてもいなくても構わないのですが、パパっ子の娘は夫がたまにしか帰ってこないことを寂しく思っていたようです。そんなどこにでもある普通の家庭だと思っていたわが家ですが、夫の寝言をきっかけにとある事件が発生。これは、家族の絆にヒビが入りかけたときのお話です。

 

電話の向こうから女の声!?

マンガ

 

 

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全国転勤を繰り返す夫

中小企業のメーカーで働く夫。夫の会社は全国に支社があり、会社に命じられて転勤することもしばしばでした。

 

新婚当初は夫の転勤先に着いて行っていたのですが、子どもができ、戸建ての家を買ったことをきっかけに、夫の単身赴任生活が始まりました。

 

会社からの辞令はだいたい3年スパンで出されているようで、そのたびに北から南まで大移動しなければなりません。夫自身は全国転勤を苦に思っている様子はなかったのですが、毎回縁もゆかりもない土地に行くことになるので、新しい人間関係や、慣れない土地での生活は大変なはず。

 

それでも文句ひとつ漏らすことなく、会社の辞令に従う夫を私は不憫(ふびん)に思いつつも、家族のために頑張ってくれることに、感謝と尊敬の気持ちを忘れたことはありませんでした。

 

夫への違和感は虫の知らせ?

いつものように、とある県への転勤が決まった夫。わが家からは飛行機でないと行けないほど遠かったのですが、ひとりでの引っ越しは大変だろうと、娘と一緒に手伝いに行くことにしました。

 

ですが、そうはいっても男1人分の荷物です。会社が用意してくれている家具付きの賃貸に越したこともあり、ほとんど時間がかかることもなく引っ越しは無事完了しました。

 

せっかく遠くまで来たのだからと夫が言うので、家族で観光地を見て回り、ご当地グルメを食べてから帰ることに。しっかり遊んだその夜は、ひとり暮らし用の狭い部屋で、家族3人が川の字になって寄り添いながら眠りました。

 

次の日、パパが大好きな娘は帰るのを嫌がりましたが、私自身の仕事の都合上、帰らないわけにもいきません。事前に娘と用意しておいた家族写真と手紙を夫に渡し、別れを惜しみながら帰路につきました。

 

夫の転勤からしばらくたったころ、ふと「元気にしているかな」と夫のことが気にかかりました。今思えば、何か虫の知らせのようなものがあったのかもしれません。

 

仕事が忙しい夫の帰宅は、いつも22時ごろです。娘が起きている時間に電話できないことを残念に思いましたが、たまには2人で話でもしようと、久しぶりに電話をかけてみることにしました。

 

しばらくコール音が鳴った後、夫が応答。久しぶりの電話で、夫はどこかよそよそしい感じもしましたが、元気でやっていること、相変わらず仕事は忙しいことなどを話してくれました。

 

私も娘の成長や家のことを報告し、「元気に過ごしているから心配しないでね」と電話を終えようとした瞬間、夫の後ろからかすかに女性の声が聞こえたのです!

 

違和感を持ちつつも、すでに家にいると聞いていたので「テレビか何かの音を聞き間違えたのかもしれない」と自分を納得させ、そのまま電話を切りました。

 

 

寝言で女性の名前をつぶやく夫

ところが、そのときの私の嫌な予感は、思いも寄らない形で的中することになりました。

 

ある日、3カ月ぶりに家へ帰ってきた夫。疲れている様子でしたが、久しぶりの再会でせっかくの休みです。夫の提案もあり、家族水入らずで遊びに出かけることになりました。

 

その日は1日中外で遊び、ついでに晩ごはんも外食で済ませることに。元々お酒が好きな人でしたが、久しぶりに娘に会えたのがうれしかったのか、その晩はいつも以上にお酒を飲んでいました。

 

帰宅してからも娘とお風呂に入ったりトランプゲームをしたりと、しっかりと父親をしてくれた夫。まだ就寝には早い時間でしたが、仕事の疲れがたまっていたこともあり、そのままリビングのソファで寝てしまっていました。

 

娘と一緒に夫の様子を見ていた私が「しばらく寝かしておいてあげよう」と布団をかけようとしたそのとき。なんと、夫が寝言で「ミカ……」と女性の名前を口にしたのです!

 

もちろん今までで聞いたことのない名前ですし、思い当たるような知り合いもいません。

 

娘も夫の寝言にびっくりしたようですが、子どもの手前、その場で夫を問い詰めることもできず……娘には適当にごまかして、その日はそのまま就寝しました。

 

次の日、仕事のために夫は赴任先に戻っていきました。見送りの際は娘も一緒だったので、結局女性の名前については問いただせず、私の心中はモヤモヤするばかり。

 

しかし、今思えば夫はいつも携帯を肌身離さず持っており、ロックも厳重。よく考えてみれば……と思い当たる節もいくつかありました。

 

まとめ

真実は未だ闇の中ですが、とっくに夫婦生活もない私たちなので、そこまで問い詰めるほどのパワーもありません。見知らぬ土地で頑張っている夫を思えば、少しの遊びには目をつむってもいいのかな、と私は思っています。しかし、それでも娘を泣かせるようなことがあるなら話は別です。しばらくは夫を泳がせ、真実を突き止めたそのときは、しっかり釘を刺そうと思っています。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

取材・文/いけがきみく

マンガ/へそ

 

 

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取材・文/いけがきみく

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