レクトの小6の姉・メコちゃんと同級生であるミミちゃんのお母さんは、レクトとトラブルになっているお母さんを気にかけ、娘が見舞われた出来事について話してくれました。
ミミちゃんは以前、メコちゃんと買い物をしようとした際、「自分の分も買ってくれと」メコちゃんに頼まれました。ミミちゃんが断ると、万引きする素ぶり見せ、「買ってくれないならとるしかない」と脅し、ミミちゃんに商品を買わせたのです。そしてその後も、ミミちゃんを連れ回し、とうとう、人けのない裏路地で「お金ちょうだい」と言ってきたそうです。
人けのない裏路地で、お金をせびられ…
「お金ちょうだい」というメコちゃんの頼みを断ったミミちゃん。しつこくお金をせびられるも、言うことを聞かなかったミミちゃんに、メコちゃんは逆上しました。
「金持ってこいって言ってんだよ!!」
ミミちゃんの胸ぐらをつかみ、脅そうとするメコちゃん。そのタイミングで、たまたま近所の方が路地裏に入ってきました。
「あなたたち!! 何やってんの!」
その近所の方がミミちゃんを保護して、学校に連絡してくれたそう。
「それで、メコちゃんとのトラブルについて発覚したんです。それまで何も気づけなかった情けない親こそ……私です」
自責の念に駆られる、ミミちゃんのお母さん。
「そんな……。でも今は、解決されたんですか?」
お母さんの問いに、「それはとても難しいです。何を“解決”というのか……」と意味深なミミちゃんのお母さん。
「しいて言うならば、自分たちの落とし所をどこにするか……」
すっきり解決していないような言いぶりに、お母さんにも緊張が走ったのでした。
路地裏でお金をせびられているところに、運良く人が訪れ、助けてもらったミミちゃん。それまで娘が苦しい思いをしていることに気づかず、ミミちゃんのお母さんは自分を責めていました。心の成長も著しい、小学生。「友だちとのトラブルを親に話しづらい」と感じる子どもは、少なくないのかもしれません。親ももちろんですが、今回のように地域の大人も含めて、子どもを見守れる環境がつくれるといいですね。