母に心配されたけれど
小学6年生のとき、小学校の行事で2泊3日の登山合宿に行くことになった私。しかし、当日の朝、おなかに痛みを感じました。「もしかして」と思いトイレに駆け込むと……生理がきていたのです。
母に伝えると「大丈夫? 登山合宿は休んだほうがいいんじゃない?」と心配され、日ごろから生理による腹痛やだるさがあっても、学校を休むことをあまりすすめない母に「休んだほうがいいんじゃない?」と言われたことは、正直驚きました。しかし、始まったばかりだし問題ないと思った私は登山合宿に参加することに。
登山が始まる直前、母から連絡が入っていることを担任の先生が教えてくれました。母は、生理中に登山する私を心配して、担任の先生に生理中であることを連絡しておいてくれたようなのです。母が先生に伝えてくれていたおかげで、少し安心することができました。
おなかの痛みが悪化!
登山は約3時間の予定で、登り始めたころは腹痛もだるさもありませんでしたが、途中でおなかに痛みが……。
トイレ休憩のときに先生が「先生と一緒に下山する?」と言ってくれましたが、どうしても頂上まで登りたかった私は、なんとか頂上まで登りきりました。
しかし、下山するときにはおなかの痛みがマックスで、クラスメイトと一緒に下山することはできず、クラスメイトよりもゆっくりと先生と2人で下山することになりました。
朝起きてびっくり
登山が終わり、宿泊する宿に到着しました。クラスメイトは夕食を食べていましたが、私は体調が悪くなってしまい、部屋でしばらく休むことに。
無理をして登山を続けてしまったため疲労していたのか、私は夕食を食べることもなく、朝の起床時間まで眠り続けました。そして、朝起きてびっくり! 寝ている間、何時間もナプキンを交換していなかったため、布団に経血が漏れてしまっていたのです。
布団を汚してしまい慌てた私は、すぐに先生に報告しました。同室のクラスメイトよりも少し早く起床できていたため、クラスメイトにバレることなくシーツを交換&ズボンを着替えることができて、事なきを得ました。あのときのハラハラした気持ちは、今でも忘れません。
この出来事は、生理前や生理中にはどのような対策や準備をおこなっておくべきか考えるきっかけになりました。鎮痛薬を常備したり大きめのナプキンをつけたりするなど、状況に合わせて対応しておくことの大切さを実感し、登山合宿はいい経験になりました。
著者/ハラセライ
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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