小学生になってアケミちゃんという友だちができたしろみさん。ですが母親は、しろみさんが付き合う友だちへの対応も少しおかしかったのです……。
些細なことで友だちと喧嘩…
学校で起こった出来事は、すべて母親に報告しないといけなかったしろみさん。些細なことで喧嘩してしまったアケミちゃんのことも報告することに。
するとしろみさんの母は、急にアケミちゃんを敵視し始めます。通学中のアケミちゃんを睨んだり、授業参観の前にしろみに近寄るなと言ったり、まるで親とは思えない対応……。
その日から嘘の報告をすることでしろみさんは事なきを得ましたが、母からの抑圧はそれだけにとどまりません。
ラジオ体操を頑張ったご褒美にもらったお菓子はすべて没収。これまで食べたことのないお菓子を楽しみにしていたしろみさんはがっかりした一方、未開封で捨てられた小さなゼリーを隠れて食べたのでした…。
子どもは大人が思うよりも賢いものです。しろみさんがごみ箱の中からお菓子を見つけだしたように、親が子どものすべてを取り上げることはできません。
せめてなぜだめなのかをしっかりと説明したうえで、親も子どももお互いが納得できる方法でお菓子などのルールは決めたいものですね。
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