42歳でホルモン補充療法をスタート
42歳のときに健康診断で生理が不順と医師に伝えたところ、ホルモンバランスが乱れていると言われました。また45歳までに閉経をすると、今後の生活にも影響するので一度きちんと検査をしたほうが良いとのこと。後日、私は婦人科を受診し、血液検査の結果からホルモン補充療法をすすめられました。
生理不順を改善するためのホルモン補充療法は大きく分けて3種類ありました。「経口剤」「貼付剤」「塗布剤」の3つです。経口剤は胃や腸、肝臓を通して薬が体内に入るので、胃腸や肝臓の調子が悪い人は使用できない場合があり、貼付剤と塗布剤は薬剤シールやジェルを直接皮膚に貼るので、肌がかぶれやすい人は医師と相談しながら使用するそうです。
治療を進めるにあたり、私が選んだのは下腹部にシールを貼るタイプ。3日間ごとにシールを貼り替えるという方法です。シールを貼り替えるタイミングを忘れなければ、放っておくだけなので簡単でした。何カ月もシールを貼るため、肌が特段弱いほうではありませんが、かぶれや赤みなどの肌トラブルが生じるかもしれないという不安はありましたが、一度もそういった経験はありません。
ホルモン補充療法で生理不順が改善
ホルモン補充療法にはさまざまな種類がありますが、私は閉経前の生理不順の治療だったためエストロゲンとプロゲステロンを併用して投与しました。治療中に起こる症状としては、閉経している場合はプロゲステロン(黄体ホルモン)を投与することにより、生理のような出血があるといいます。一方で閉経前の生理不順の場合は生理の可能性もあり、排卵もあるとのことです。薬剤シールを貼ってから2週間ほどで私は生理が来ました。
その後、定期的に薬剤シールを貼ると生理不順が改善し、毎月生理が来るようになりました。またホルモンを補充するのでアンチエイジング効果も期待でき、肌や粘膜の萎縮を抑える効果もあるそうです。
ホルモンは体にとって大切な役割をしているとよく聞きますが、ホルモン補充療法は「ホルモンが減少することで生じるさまざまな症状を改善する」といった効果があり、まさにその通りと実感した治療でした。
生理以外のホルモン補充治療の効果とは
ホルモン補充療法を始めて生理が来るようになったことにより、卵巣の働きが良くなりました。もちろん、実感はありませんでしたが、定期的な血液検査での数値の結果が良くなったのです。現在の体の変化というよりも、今後の生活に影響するので治療を始めたほうが良いと言われたことも、治療をおこなうきっかけとなりました。
医師からは年齢が上がるにつれて骨密度が減り、骨折しやすくなり、治りにくいとも言われました。今後骨折をしたときのことを考え、ホルモン補充療法を受けることを私が決心した大きな理由です。まだ始めて半年なので効果のほどはあまりわかりませんが、将来の健康に対しての投資といったところでしょうか。
またエストロゲン(卵胞ホルモン)を投与することで、コレステロール値が下がりました。たまたま他の科で血液検査をした際に、数カ月前よりもコレステロール値がぐんと下がったのです。後で医師に話したところ、そのような効果もあるとのことで、健康を維持する上でも大きなプラスだと思いました。
ただホルモン補充療法中は生理前になると、いつにも増して眠気を強く感じました。特にホルモン補充療法を始めて最初の生理のときは、自分では抑えらないくらいの強い眠気に数日間襲われました。その後、治療期間が進むにつれて、眠気の強さは和らいだように感じています。
まとめ
ホルモン補充療法により、困っていた生理不順が改善されました。薬剤シールを貼る治療法でしたが、かぶれなどもなく数年治療をしていますが特に問題はありません。またホルモン補充療法で、将来の骨粗しょう症のリスクを減らせるという効果もあると医師から伝えられ、生理不順を改善するために始めた治療は、「イライラしやすい」「不安になりやすい」といった症状の改善にも効果があり、精神面にも良い影響をもたらしてくれました。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:Y.N.
大学生の子どもが2人。自宅で過ごすことが多くなり、パン作りやお菓子作りに励む。季節感を取り入れた生活が好きで、フルーツシロップ作りもしている。
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