テーマパークでトイレに行くと下着に血が付いていて、初めての光景に息がピタッと止まったのを覚えています。とりあえず、これが生理だということは授業で教えてもらっていたので冷静になり、下着に付いた血をトイレットペーパーで拭き、ぐるぐる巻きにしたトイレットペーパーで応急処置をしてトイレを出ました。しかし、 やはり不安もあって、「長かったな、大丈夫?」との父からのやさしい声かけに、自然と涙が出てしまいました。
そのあとは父が母に連絡してくれ、母から的確な指示をもらった私たちは、まず私だけトイレに戻ってナプキンを購入して装着し、次に父と一緒にテーマパークを出てコンビニに行き、新しい下着と温かい飲み物を買いました。テーマパークに戻り暖かい場所で休んでいたところ、1時間くらいで腹痛もラクになり、残りの時間を楽しむことができました。
ちなみに、テーマパークを楽しんだ私たちが家に帰りつくと、母がお赤飯を炊いて待っていてくれ、おめでとうおめでとうと誕生日でもないのに祝ってもらい、すごくうれしい気持ちになったのを今でも覚えています。
いつ、どこで、初めての月経がくるかわかりません。もしかしたら、家でひとりきりのときかもしれません。私みたいに父親と外出先で2人かもしれません。そのような状況での対処法までは、さすがに学校では習いませんでした。現在結婚した私ですが、もし今後、娘が生まれてその年ごろになったとき、ひとりなら誰かしら女性に声をかけて助けてもらうこと、父親と2人きりなら勇気を持って話すことを伝えてあげたいなぁと思いました。
原案/Yurielさん
作画/モリナガアメ
監修/助産師 松田玲子
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