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「毎日食べてた…」腸内環境悪化、太る原因にも!アンチエイジングの大敵となる意外な食品【医師監修】

最強のアンチエイジングは「体の内側」の美しさを手に入れることと、美容・アンチエイジング専門医の黒田愛美先生は言います。そのためには正しい食事術が欠かせないということですが、まず最初に控えたほうが良い食材があるそうです。それは、多くの食品やメニューに含まれているあの食品でした。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
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まず、控えるべきは白砂糖!

まず控えたほうが良いという食品はズバリ白砂糖。その理由は、その作られ方にあると黒田先生は言います。

 

「白砂糖にはグラニュー糖、氷砂糖、白ザラ糖などの種類がありますが、どれも成分のほとんどはショ糖です。ショ糖は化学名でスクロースと呼び、ブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)がくっついてできた二糖類です。

 

この二糖類というのが、砂糖が体の害になる理由の一つです。ショ糖はブドウ糖と果糖、2つの分子を化学薬品により人工的に結合させて精製した化学食品なのです」(黒田先生)

 

白砂糖が化学食品とは、意外に感じる人も多いのではないでしょうか。

 

白砂糖を控えたほうが良い理由3つ

ケーキを食べる女性

 

それでは具体的に、白砂糖は体にどんな影響を及ぼすのでしょうか。

 

1.腸内環境を悪化させる

「白砂糖は2つの分子の結合が強固なため、胃酸や酵素をたくさん使ってもなかなか分解されません。このとき体内のミネラルを大量に消費してしまいます。

 

体内で分解されにくいということは、腸内や血管を傷つける原因にもなり、そればかりか、消化できずに残った白砂糖は悪玉菌のエサとなり、善玉菌を減少させてしまうのです」(黒田先生)

 

2.依存性が高くてやめられなくなる

「スイーツを食べると幸せな気分になる人は多いと思います。これは白砂糖をはじめとるする甘みに、ドーパミン、セロトニン、エンドルフィンといった神経伝達物質が分泌されるため。これが“麻薬”となり、甘い物をどんどん欲してしまうようになります」(黒田先生)

 

3.太る原因になる

「これは皆さんご存じでしょうが、糖質はとり過ぎて余った分が脂肪となって蓄積されます。特に空腹時に多く摂取すると血糖値が急上昇し、血糖値を下げようとインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは血中の糖分を脂肪に変えて体にため込む働きがあるのです。糖質制限ダイエットでは、炭水化物や果物を適度に減らしていますが、バランスは難しいもの。まずは白砂糖や白砂糖を使った加工品を控えることから始めると良いでしょう」(黒田先生)

 

 

どうしても食べたいときは?

ケーキ

 

白砂糖はできるだけ控えたほうが良い。とはわかっていても、依存性の高い白砂糖。なかなかすぐにはやめられないという人も多いでしょう。

 

「私も甘い物は大好きで、いただいたときや外食で出されるときは楽しんでいますが、自宅には白砂糖は置いていません。甘みが欲しいときは天然由来の甘味料(メイプルシロップ、ココナツシュガー、ラフィノース、デーツシロップなど)を利用しています。ただ、我慢のし過ぎはストレスになり、よくありません。どうしても食べたいときは少量にして、空腹時に食べないようにすれば血糖値の急上昇だけは抑えられます」(黒田先生)

 

美容やダイエットは楽しく、ストレスフリーでなくては続かないし効果も上がらないと黒田先生は言います。まずは、白砂糖をできるだけ減らすことから始めてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

市販の甘い味がするものの多くには白砂糖が使われていますよね。これを一切すべて排除するのは、なかなか難しいかもしれませんが、自宅で料理するときにはなるべく使わないようにするなど、少しでも工夫してみようと思いました。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

イラスト/きびのあやとら

 

 

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取材・文/mido

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