私たちが結婚するとき、義母だけは結婚に反対していました。「大手企業に勤める夫と、中卒の嫁は釣り合わない」というのが理由。しかし夫の熱意に負け、私たちは義母の反対を押し切って結婚したのでした。
「中卒の嫁の子だから」と娘だけお年玉なし
娘にとって、日本で初めて過ごすお正月。義実家に着くと、夫の2人の姉がそれぞれ3人の子どもたちを連れてきていました。娘が「明けましておめでとうございます! ばあば、今年もよろしくお願いします」と挨拶をしても、なんと無視!
その様子を見ていた義姉たちや夫が義母に注意をしても「気分が乗らないから挨拶しないだけよ」とまったく悪びれる様子もありません。
義母は「孫ちゃんたちお年玉よ♪」と孫たちにポチ袋を配り始めましたが、娘には渡さず「これでお年玉は終了!」「中卒の嫁の子はお年玉なし」と信じられない発言。
夫も激怒し、そのまま義実家を後にして私の実家へ行くことになりました。
娘が考えた、復讐するための秘策とは
実家で娘が挨拶をすると、「じょうずなご挨拶ね!」と両親や親戚一同大喜び! みんなからお年玉をもらい、ようやく娘に笑顔が戻りました。
数日後、娘が学校の参観日におじいちゃんとおばあちゃんを全員呼んでほしいと言います。私たちは驚きましたが、娘の願いを叶えてあげることに。
参観日には両親と義母が出席。そして授業内容は「私の家族」というタイトルの作文の発表です。
授業参観で、すべて暴露された義母
娘の発表の出番になりました。「母方のおじいちゃんとおばあちゃんは、優しくておもしろくて、日本に来たばかりの私になんでも教えてくれます。でも父方のおばあちゃんは私を無視して、母が中卒という理由で、私にだけお年玉をくれませんでした。私がおばあちゃんになっても、父方のおばあちゃんみたいにはなりたくないです。」と作文を読んだのです。
周囲にばらされて、義母は大慌て! 参観日、皆が注目している中で謝罪することになったのでした。
学歴は立派な財産ですが、学歴だけがすべてではありません。子どもは大人の言動をきちんと見ています。子どもの見本となるような大人でいたいものですね。