メコちゃんとのトラブルについて、「解決したのか」とお母さんが尋ねると、「解決したと言えるかは難しい。しいて言うなら、自分たちの落とし所をどこにするかだと思う」と、暗い顔をするミミちゃんのお母さん。
ミミちゃんのお母さんは、メコちゃんとのトラブルについて、何度もメコちゃんの親に謝罪を求めたそう。しかし、メコちゃんの親は、娘が起こしたトラブルについて、対応しようとしませんでした。やっと「謝罪する」と連絡があったものの、現れたのはなんと、高校生くらいのメコちゃんのお姉さんだったのです。
納得できない謝罪の末に…
メコちゃんのお姉さんが謝罪に来たことに、担任の先生も驚きを隠せません。
「あれ……? えっと、お母さんは? どうされました?」
「母は忙しいので、私が代わりに謝りに来ました。すみません。私もバイトの時間がありまして……。本当にメコがすみませんでした」
そう言って、メコちゃんのお姉さんは、早々に帰ってしまいました。
「うえーーーーーーー! そんなことある!?」
驚いたお母さんは、「それじゃあ、高木さんの言う“落とし所”って……?」と尋ねます。
「うちの“落とし所”はね……。ミミとメコちゃんを、2度と関わらせないということかな」
思いもよらないメコちゃん側からの謝罪に、後味が悪いミミちゃんのお母さんですが、何とか納得しようとするのでした。
ミミちゃんのお母さんが望んでいた、メコちゃん親子からの“誠意ある謝罪”は、ありませんでした。メコちゃんのお姉さんも、「親に言われてとりあえず頭を下げた」という感じで、親の不誠実さに巻き込まれてしまったように思います……。思いもよらないかたちでの謝罪に、これ以上は望めないと感じたミミちゃんのお母さんは、自身で落とし所を決めました。皆さんはもし、わが子がトラブルに巻き込まれ、きちんとした謝罪がないままうやむやになってしまったら、どうしますか?