つわりで夜は眠れず、日中もつらくてほとんど動けなくなってしまいました。妊娠を喜んでいた夫でしたが、つわりにはまったく理解を示してくれません。
私が夫の身の回りのことをできなくなると、「つわりごときで飯が作れないはずがないだろ! 妊娠は病気じゃない! 甘えるなよ」と態度を急変させたのです。
動けない妻に罵声をあびせる…義姉に相談すると
夫のひどい態度はエスカレート。動けない私に罵声をあびせ、自分は外へ飲みに行く日々。そんなある日、隣町で暮らしている義姉が訪ねてきてくれました。
結婚した時から私を本当の妹みたいにかわいがってくれる義姉。子どもを産んだ経験のある義姉は、つわりの苦しさをよくわかっています。
私が夫の様子を話すと「そんなのおかしい! あり得ない!」と激怒。
自分の体調が悪くなり、今までの自分を反省
翌日も義姉が家に来てくれました。ちょうど朝帰りしてきた夫は、どうやら体調が悪そう。布団に倒れこみ、「み、水持ってきて」と言う夫に、私は「病気じゃないわよね? 甘えないでよ」と言われたことをそのまま伝えます。
義姉も「体調が悪くても自分のことが自分でできないなんて甘えなんでしょ? 怠けるな!」と応戦。
弱った夫は「俺の面倒みろよ。夫婦は助け合いだろ?」と言います。
「女が命懸けで子どもを産む準備をしているのに、あんたは家事をするどころか、毎日飲み歩き? ふざけんな!」
身勝手な夫の言葉に、義姉が激怒! 私は「もうこのままの状態ならやっていけない。離婚しよう」と伝えます。
まるで別人のように!
私の言葉に慌てた夫は今までのことを謝罪し、これからは態度を入れ替えると誓います。
その日から、人が変わったように良い人になった夫は、ゴミ出し・洗濯・食器洗いにトイレやお風呂の掃除・食事作りや買い物もできるようになっていきました。義姉も定期的に会いにきて、夫の様子を見守ってくれています。
一緒に住んでいると、体調が悪いときもありますよね。そんなときこそ支えあうのが家族。夫は自分がつらい立場になって初めて、私の気持ちに気づけたのでした。
一度は離婚危機に陥りましたが、それをきっかけに家族の大切さを実感できてよかったです。