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「声が出ない…」教育実習で遅い電車に乗っていると知らない手が…。すると母が… #毒親との20年間 24

「子ども大人な毒母と言われた母との20年間」第24話。幼いころから母親の言うままに、母親のレールの上を走り続けていたしろみさん。そんな環境で育った彼女はいつしか周りに流され、自分の意思をもはっきり言えなくなっていました。しろみさんはそんな自分の生き方に疑問を抱きつつも、母親に特に反抗することもなく、ありのままの状況を受け入れて成長していきます。これはしろみさんと母親の20年に渡る物語です。

大学4年生になったしろみさんは、就職活動の時期に突入。母親の言う通り、教員免許を取るための履修をしながらも、自分が行きたい会社は別にありました。そこで母親に隠れて、教育実習と就活を並行しておこなうことにしたのです。

教育実習が始まったしろみさん。その合間で志望する会社の選考を受けるなど、怒涛の3週間を送ります。

教育実習が終わるまであと1週間…!

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研究授業のため、遅くまで授業案を練っていたしろみさん。9時近くになったころ急いで母親に連絡しようとしますが、スマホにはすでに母親から大量の連絡が入っていました。


ブチ切れの母親をなだめつつ、遅くなることの了承を得たしろみさん。結局帰宅できたのは終電の時間でした。


ところがしろみさんの不運は続きます。なんと電車で痴漢にあってしまったのです。


しろみさんが緊張から、スマホとノートを落としたときの大きな音で痴漢は手を引っ込めました。しかし、落としたものを拾っている間にちょうど駅についてしまい痴漢は逃走。しろみさんは泣き寝入りするしかありませんでした。


帰り道で以前に痴漢されたときの嫌な記憶を思い出して、涙が止まらなくなるしろみさん。それでも母親に見られてはいけないと、しっかり涙を拭いてから家に入っていくのでした。

 


終電の満員電車で再び痴漢にあってしまったしろみさんは、さぞ怖い思いをしたことでしょう……。

 

母親からの過去の言葉を思い出し、痴漢にあった自分が悪いと思い込んでしまいますが、しろみさんは何も悪くありません。


目には見えなくても、鋭い言葉は心にいつまでも残るものです。数々の言葉の呪縛から、少しでも早くしろみさんが解放されることを願うばかりです。

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターしろみ

    自身が経験した育児と家族のことや、知人の体験談をもとにマンガを描いています。著書に「なんでも横取りする妹が嫌い」(KADOKAWA)

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