エーコさんに「過保護」と言われたシィさんですが、まだヨチヨチ歩きの娘ちゃんは危なっかしく、目が離せないので、時々声をかけていました。
その様子を見て「そういう感じね〜」と含みのある笑みを浮かべるエーコさん。さすがに、ムッとしたシィさんは「何がそういう感じなの?」と、少しとげとげしく聞き返しました。
すると、エーコさんは「私なら、あの場面で注意はしないな」と、またしても独自の子育て方針を口にして……。
子どもに痛い思いをさせるのってダメ?
「子どもに痛い思いをさせるのって、そんなにダメなこと? もちろん、命に関わるようなことは注意するけど」と言うエーコさん。
「私はうちの子に、あえて声をかけないで転ばせることもあった。そのうち、こうすると痛いとか、危ないって自分で判断するようになった」。
さらに続けて、「かわいい子にケガをさせたくない気持ちもわかるけど、実体験で学ばせてこそ、身に付くと思うんだよね」と語ります。
エーコさんの話を聞いたシィさんは、「たしかに……」と納得して、何も言い返せませんでした。
エーコさんの言っていることには、一理あるのかもしれません。しかし、子どもの性格や成長速度はそれぞれ違うもの。必ずしも同じ子育て方法が当てはまるとは限りません。自分の子育て方針がベストであるというような言い方ではなく、あくまでも経験談の一つとして話すくらいにとどめてもらえると、聞き入れやすいですよね。皆さんの周りには、子育てに何かと口を出してくるような友人はいますか?