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脂肪を燃焼させて排出!「MCTオイル」のスゴイ効果とおすすめの使い方【専門医監修】

大手メーカーのCMで話題になったMCTオイル。オイルでダイエットでどういうこと? と思った方もいるのではないでしょうか。健康や美容に意識の高い人の間では、MCTオイルは痩せるオイルとして今や常識とも言えますが、美容・アンチエイジング専門医の黒田愛美先生も毎日取り入れているそうです。その効果と使い方について聞きました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
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MCTオイルは素早くエネルギーになりやすい!

MCTオイルはダイエットに良いとされていますが、なぜ、他の油は肥満の原因になってしまうのでしょうか。

 

「油にはいろいろ種類がありますが、ダイエット中になるべくとらないほうが良いのは、オメガ6系オイルとトランス脂肪酸です。オメガ6系オイルとはコーン油、大豆油といったいわゆる“サラダ油”やごま油などトランス脂肪酸は マーガリンやショートニング、ファットスプレッドなどがあります。加工品のパンやスイーツに含まれている場合があります。

 

これらは長鎖脂肪酸といって、分子量が大きくエネルギー源として燃焼しにくく、体内に蓄積されやすいのです。

 

一方のMCTオイルは中鎖脂肪酸といって、分子量は長鎖脂肪酸の半分くらいと小さいのが特徴です。そのため、分解されやすく、素早くエネルギー源として使われます。その結果、体内に脂肪として蓄積されづらいので、ダイエットに効果的なオイルとして注目されているのです。

 

中鎖脂肪酸(MCT)を多く含むオイルとしてはココナッツオイルやパームオイルが有名ですが、MCTオイルはこれらのオイルからMCTだけを精製して作った100%MCTのオイルのことをいいます」(黒田先生)。

 

脂肪を燃焼させて排出する効果も!

脂肪燃焼イメージ

 

MCTオイルは素早くエネルギーになりやすいのと同時に、体内の脂肪を燃やして排出する作用もあるそうです。

 

MCTオイルにはカプリル酸とカプリン酸という成分が含まれていて、これらには脂肪を燃焼させて排出する効果があるといわれています。

 

通常、私たちの体は体内の糖質を燃やしてエネルギーを産生していて、糖質がなくなった後、脂肪を燃焼させます。しかし、 MCTオイルが入るとケトン体という物質が生まれて、糖質と脂肪を同時に燃やすようになり、しかも脂肪を優先的に燃焼させるということがわかっています。 同じ運動をしても、MCTオイルをとったほうが効率的に脂肪を燃焼できるということです。

 

このMCTオイルの効果を活用したのが“ケトジェニックダイエット”です。糖質の量を制限し、その分良質なたんぱく質や脂質を多くとって、脂肪燃焼を促しケトン体の産生力を高めるダイエット法です」(黒田先生)。

 

 

MCTオイルやココナッツオイルの使い方は?

MCTオイルを使ったグラノーラ

オフィシャルブログ「Dr.黒田愛美のHealth&Beauty Room」より

 

実際に黒田先生は、どのようにMCTオイルを食生活に取り入れているのでしょうか。

 

「MCTオイルは熱に弱いので加熱せずに、1日大さじ1杯程度取り入れています。消化吸収が良く、おなかが緩くなることがあるので初めての人は少なめにして、少しずつ増やすのが良いでしょう。

 

無味無臭なのでドレッシングやドリンクに混ぜるなど、いろいろなものに入れています。 アーモンドミルクやオーツミルクで作った自家製ラテにはパウダータイプを入れています。ドリンクに入れるとクリーミーになっておいしいですよ。MCTオイルよりも中鎖脂肪酸は減りますが、ココナッツオイルも取り入れています。

 

自家製のグラノーラやココナッツチョコは特にお気に入り。チョコはちょっと甘い物が欲しいときにぴったりです」(黒田先生)。

 

写真にあるココナッツチョコのレシピを教えていただきました。

 

【材料】(一口大約10個分)

 

ココナッツオイル…100ml

ココア…小さじ2

ナッツ(食べやすく砕く。お好みのもの)…小さじ1.5

お好みの天然甘味料(羅漢果、ラフィノースなど)…適量

 

【作り方】

 

①ボウルにすべての材料を入れてよく混ぜ合わせる。

②市販のチョコレート型に1の材料を流し込み、冷蔵庫で2時間ほど冷やしてでき上がり。

 

『アスリート医師が教える 最強のアンチエイジング』より

 

まとめ

私もスーパーでふと見つけてMCTオイルを購入。コーヒーに入れるくらいしか思いつかなかったのですが、料理にどんどん使ったほうが良いのですね。そして! MCTオイルをとっても1日中ぐうたらしていてはダメ。掃除や軽い運動など、積極的に体を動かさないと脂肪は燃えないという先生のお話でした。世の中そんなに甘くない!

 

※アーモンドミルクはアーモンドから作られているので、アーモンドにアレルギーがある子どもには与えません。アレルギーがない場合は、与えるときは1歳ごろ以降に少量ずつ様子を見ながら与えましょう。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

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取材・文/mido

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