45歳を過ぎて白髪が大量に増える
40代後半には1、2本だった白髪が、45歳を過ぎるとあちらこちらに見られるようになりました。私の定番のヘアスタイルは、ロングヘアをサイドでぎゅっとしばるスタイル。髪を下ろしている人に比べると白髪は目立ちにくですが、本数が増えてくるとさすがに目立ってきます。
私は普段はノーメイクで服装もカジュアル、性格も大雑把なほうです。「白髪も少しぐらいあってもいいや~」と軽く考えていました。ちょっとした外出のときには、ヘアカラースティックで目立つ白髪だけ染めていました。
ところが、ある日手鏡で後ろの髪の毛に白髪が無数に混じっているのを発見した私は、ぞっとしました。まさか、ここまで増えていたとは……。いくら無頓着な私でも、これ以上は放っておけません!
肌が弱くて一般的な白髪染めは使えない
私は、今まで白髪のお手入れをさぼっていた自分を恥じました。こんなにたくさんの白髪がある私の後ろ髪を見た人たちは、私のことをおばあちゃんと思っていたかもしれません。
「今度こそ白髪をなんとかしないといけない!」と一念発起しますが、どんな白髪染めを使ったらいいのかわかりません。私は幼少期からアトピー性皮膚炎で、さまざまな化粧品やシャンプーにかぶれてきました。流行のシャンプーやコスメに憧れても、肌が弱いため使うことはできませんでした。
40歳を過ぎてからは、頭皮の吹き出物が顕著に。刺激の強いシャンプーを使うと、頭皮のかゆみや痛みが強く出てしまいます。そのため美容院に行くこともおっくうになり、ロングヘアの毛先を自分でカットしていました。
試しに友人が使っている白髪染めを使ってみましたが、見事にかぶれてしまいました。やはり私に合う白髪染めはないのかもしれない。そんなふうに落ち込んでいきました。
ヘナならかゆみがなく髪がツヤツヤに
市販の白髪染めでかぶれてしまった私を救ってくれたのは、70歳の母でした。母がすすめてくれた「ヘナ」は、植物100%の天然の白髪染めで、髪や頭皮にやさしい白髪染めとのこと。これなら、肌が弱い私でも使えそう!
早速借りて使ってみると、染め方も簡単。ヘナをお湯で溶いて練って、気になる部分に塗るだけ。シャワーキャップをかぶって40分経過したら洗い流して終了です。自然素材は人肌以上の温度で効果を発揮するため、ヘナをお湯で溶くことがポイントだそうです。シャワーキャップを被ったら上からドライヤーで熱を与えると、より染まりやすくなった気がします。
使用後の感想としては、かゆみはほとんど感じませんでした。頭皮の吹き出物への刺激も気にならない程度。天然100%なので、頭皮に付着しても安心です。もともと化学的なものが苦手で無農薬食品やオーガニック野菜などを好む私との相性はよかったようです。
肝心の染まり具合ですが、染めた直後は黒ではなく赤オレンジに染まっていました。しかし3日から1週間ほど経過すると、周りの髪の毛になじむ落ち着いた赤茶色に。ヘナの回数を重ねることで、より自然な色合いになっていきました。ヘナの草の匂いが気になるという人もいますが、私はあまり気になりませんでした。
ヘナ染めの後は髪がツヤツヤになり、髪の手触りもよくなりました。初めてのヘナ染めの後は髪がごわついたという人もいますが、私の場合は大丈夫でした。母は、髪の健康のためにもヘナを使い続けたいと言っています。
ヘナは完璧な黒髪にしたい人や即効性を求める人には向いていないかもしれませんが、もともと大雑把な性格の私には満足できる白髪染めです。肌が弱くても使える白髪染めの存在を知った私は、心から安心することができました。
まとめ
アラフォー・アラフィフになって大量の白髪に悩まされた私を救ってくれたのは、自然由来の白髪染めヘナでした。ヘナは自然な色合いに染まるのに時間はかかりますが、肌への影響やアレルギーはほとんどないとのこと。長年アトピー性皮膚炎に悩まされてきた私ですが、特にトラブルを感じずに使うことができました。
これからは定期的にヘナで白髪染めをして、もっとおしゃれも頑張ろうと思いました。人生100年時代、まだまだ老け込むわけにはいきません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/サトウユカ
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著者:neko
夫と両親の4人暮らし。バツイチ。コロナ禍で趣味の外食ができなくてストレスをためている。増加する一方の白髪と体重に悩み中。アトピー性皮膚炎。健康体の80歳を目指している。