ねこじまさんは、学校で楽しそうに過ごす他の子を見ていると、「この子たちは、お母さんがいなくて寂しいと思っていたりするのだろうか……」という思いが頭の中をよぎることも。必死に自分を奮い立たせて、泣いているわっちちゃんに笑顔で手を振り、学校を後にする日々。
当時のわっちちゃんの担任の先生は、見た目がクールで、叱る口調も少しきつめのベテラン女性でした。そんな先生は、わっちちゃんをとてもあたたかく見守ってくれて……。
苦手な子も多いという噂のベテラン女性
ねこじまさんが、わっちちゃんの家での様子を担任の先生に伝えたところ、席を先生の隣にしたり、給食を一緒に食べたりと、様子を見てくれていたそうです。泣いたときにはハグもしてくれ、わっちちゃんはとてもうれしそうだったとのこと。
この経験から、「学校とのコミュニケーションは取ったほうが良いなと感じました。その先生が良いとか悪いとか、流れてくる噂で決めることではなく、その子自身が感じることがすべてだと思います」と振り返るねこじまさん。
「学校でのお母さん」のような先生に出会えて、わっちちゃんもねこじまさんも、とても心強かったでしょうね。
親がいない場所で、安心感を与えてくれる大人の存在は非常にありがたいものです。皆さんのお子さんの周りにも、家族以外に見守ってくれる大人はいますか?