こんにちは。ママライターの半田あきらです。妊娠中も働いている方も多いかと思いますが、私もそのひとり。中高年のお客さまが多い習いごとの講師をしていたのですが、おなかが大きくなるにつれて生徒さんたちがやさしく接してくれました。そのときの話をお伝えします。
妊娠の報告とお詫びに対していただいた言葉
私は週一でクラスが開かれるというタイプの塾で、講師として働いていました。毎日クラスを受け持っていたのですが、つわりがひどく、生徒さんたちにとって「週に一度のクラス」が、私の都合でつぶれてしまったこともありました。
安定期に入り、生徒さんたちに妊娠の報告とつわりのときのお詫びをしたところ、「よろこばしいこと、私たちのことより体を大事にしなさい」と言ってくださいました。
大きくなるおなかを見守ってくれる生徒さんたち
それから、だんだんと大きくなる私のおなかを、生徒さんたちは見守ってくれているようでした。
胎動が感じられるようになると、みなさんにおなかを触っていただきました。臨月が近くなると、「先生、立っていないで座って座って」と声をかけてくださったり、外出時には足もとに気遣ってくれたりと、本当のおじいちゃん、おばあちゃんのように、妊婦の私を気遣ってくれたことがうれしかったです。
本当にうれしかったプレゼント
そのほかにも、ご自身のご家族が使っていたとマタニティグッズを、もういらないから、と譲っていただいたり、本当は飲食禁止なのにお菓子を持ってきてくれたり……。妊娠後期には体重が増えすぎたのは、生徒さんのご厚意もあってのことだったかもしれませんね。
そして、いちばんうれしかったのは、講師としてご案内していた授業の内容で、妊娠・出産のお守りをみんなで作ってくれたことです。私にとっていちばんのプレゼントとなり、家族以外でも後押ししてくれる方たちがいることがとても励みになりました。
妊娠・出産で一時的にでも仕事を離れなければならなくなり、それを「残念にだけど、また帰ってきてね」と送り出してくれた生徒さんたち。たくさんのおじいちゃん、おばあちゃんに見守られて、充実した妊娠生活を送ることができました。(TEXT:ママライター 半田あきら)