そんなある日、野良猫が家に寄り付くように。どうも母親が餌をあげているようです。
野良猫への餌付けを反対すると…?
餌をやる以上は生き物に責任を持つべきと、至極まっとうな意見を母親に言うしろみさん。
ところがしろみさんは、これまで母親に口答えをしたことがほとんどありません。そのため母親はしろみさんの反論に、怒りを隠せなかったよう。しろみさんの頬を思い切り叩きつけます。
そんな自分と比較し、無愛想でも母親からかわいがられる野良猫に、しろみさんは虚しさと羨ましさを感じるのでした。
一般的に親は、唯一損得なく愛してくれる存在ではないでしょうか。ですが、しろみさんのように、そうではない家庭があるもの事実です。
はたから見ると、「母親のことなど放っておけばいいのでは……」と思ってしまいたくもなりますが、これまで愛されるべくすべてを母親にゆだねてきたしろみさん。
そんな彼女にとっては母親がすべてで、母親に従うということ以外に考えがおよばないのでしょう。
ただ、「娘より猫のほうがかわいい」と言う母親に、娘としてはこれ以上そばにいる必要もないはず。
これまで我慢してきたしろみさんには、今度こそ自分のために、母親に立ち向かっていってほしいですね。自分の状況を変えられるのは、自分だけ。不満があるのなら、勇気を持って行動することも必要ではないでしょうか。
しろみさんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。