いよいよミレーナを装着!
10代のころから生理やPMS(月経前症候群)に悩まされてきた和泉桃福さん。40代を迎えたころ、急に経血量が増え、動悸や冷や汗といった更年期のような症状も現れます。「もう不調に悩まされるのはイヤ!」と、心身ともに限界を迎えてしまった和泉さんは、自分の不調にはミレーナが有効と考え、ミレーナの治療実績が多いという婦人科を受診。初診でミレーナの説明と検査を受け、2回目の受診時に検査結果は問題なしと言われたため、医師と相談してその場でミレーナを装着することに。
2回目の受診時にミレーナを装着することになった和泉さん。ミレーナを挿入するときは、まず腟鏡(腟内に入れて腟壁を押し広げる器具)を用いながら腟内を消毒します。そのあと、子宮口を鉗子(医療用ピンセット)でつまんで少し引っ張り、子宮頸管(腟と子宮の内側を結ぶ細い管)の広さを確認して、狭い場合は別途、処置をおこないます。問題なければ、細い棒の先に装着されたミレーナを子宮内に挿入して処置は完了です。すべての手順がスムーズに進めば、ミレーナの処置は数分ほどで終わるとされています。
和泉さんのケースでは、子宮口を鉗子で引っ張られているときに多少の痛みがあったのと、ミレーナ挿入時に鈍痛を感じたらしいのですが、普段の生理痛と比べると断然ラクだったそう。処置も滞りなく5分ほどで完了しました。そのあとは看護師さんにもらった生理用ナプキンを着けたのち、医師から今後の注意事項や定期検診の説明を受け、最後にお会計を済ませて帰宅。今回のミレーナの処置代は保険適用で10,790円(税込み)だったそうです。
思っていた以上に処置がサクッと終わったことで、「痛かったらどうしようと不安だったけどそこまで身構える必要もなかったな」と安堵した和泉さん。ただ、ミレーナを入れた実感はまだなく、「ほんの5分の処置でこれからの生活がどう変わるんだろう」と、これから起こる心身の変化に少しの不安と期待を抱きながら、帰路についたそうです。
原案/和泉桃福さん
作画/ちゃこ
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
和泉桃福さんのミレーナ体験談はInstagramでも紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
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