義実家で囲む食卓は楽しい! その反面、大きな不安も
食に気を配る私に対し、義母は食にこだわりがなく、ほとんど作ることもしない真逆のタイプ。娘が2歳のときのお正月前、「これからはみんなが集まるときはファストフードにしようね」と義母から提案がありました。夫には姉が2人おり、子どもは3人ずつの計6人(男の子5人、女の子1人)いるのですが、その子どもたちがみんながファストフード好きだったことが発言の発端のようでした。
私は、娘にファストフードを与えたことがありません。夫が「まだ食べたことないから無理だよ」とやんわり反論してくれましたが、義母は「えー! 1歳のAちゃん(義姉の子)ですらポテトを食べるのに」と明らかに不機嫌な反応。これ以上険悪なムードになるのも嫌だったため、私から「ファストフードでも大丈夫です」と伝えました。すると私の発言に義母の機嫌も戻り、夫がそのあと意見することもありませんでした。
お正月当日、ファストフードばかりが並ぶ義実家の食卓に正直ギョッとしましたが、娘が手を伸ばしたものは自由に食べさせることに。娘は笑顔で食べていたものの、味が濃かったのか食べ過ぎてしまうことはなく安心しました。小さいうちからファストフードを与え過ぎるとると、濃い味つけを好むようになる……という話を聞いていたので、心配していましたが、食事の間、義両親と義姉家族と楽しく過ごせて、娘もうれしそうです。
それから、義母宅の食事は「みんなで楽しく食べる」が最大の目的だと思えるように。年数回の食事だからと割り切って食事を楽しむと、気持ちもラクになりました。栄養バランスの整った食事も大事ですが、今後は「みんなで食卓を囲むと楽しさ」も大切にしていきたいと思います。
※幼児食を与える際には薄味を心がけるようにし、濃い味つけの物は特別な日に少量与えるなどにとどめましょう。
作画/Pappayappa
著者:三嶋郁子
3歳の子どもを育てる母。子どもの「なんでなんで」攻撃に毎日鍛えられている。食べることが大好きな親子で、だいたい夕方の会話は「今日何食べる?」。