薬局である質問をされる
大学時代から生理の症状が悪化し、次第に私生活や仕事にも影響が出るようになった私は、あるとき婦人科を受診しました。そこで低用量ピルの服用をすすめられ、低用量ピルを使って生理症状の軽減を図ることになりました。
薬局で初めて低用量ピルを処方してもらった際、薬剤師さんから「お薬手帳は持っていますか?」と聞かれました。
お薬手帳とは、これまで服用してきた薬について記録する手帳のこと。私の母がお薬手帳を持っていたため、存在は幼いころから知っていました。しかし、私自身は持病などもなかったため、お薬手帳を持っていませんでした。
このときの私は、薬の服用歴を記録する必要性を理解していませんでした。薬剤師さんに「お薬手帳をつくりますか?」と聞かれましたが、「いつも同じ種類の薬を同じ量もらうのになぜ記録が必要なんだろう」と疑問だったのです。
引っ越しで明らかに!
そんなある日、引っ越しをすることが決まり、低用量ピルを処方してもらう病院を変えなければいけなくなりました。病院を変える場合、なにか手続きが必要になるのではないかと思い、私は婦人科の先生に引越しすることと、病院を変える場合になにをすべきか聞いてみることに。
すると、先生から「お薬手帳を見せれば大丈夫だよ」と言われたのです。先生のこの言葉で、私はようやく「そうか! お薬手帳は、病院を変えるときに提出することで、新しい病院になっても間違いなく情報が伝えられるのか!」と気がつきました。
お薬手帳の大切さを知った
その後、家に帰ってお薬手帳についてネットで調べてみたところ、そのほかにもさまざまな役割があることを知りました。
たとえば、複数の医療機関にかかった際、薬の重複やよくない薬の飲み合わせを防ぐことができます。また、旅行先で救急病院を受診するとき、災害時に避難をしたときなど、緊急事態でもそのとき飲んでいる薬を正しく伝えることができるのです。
そのため、低用量のピルの服用だけであってもお薬手帳はつくったほうがよいのだと学びました。
引っ越し前に薬局でお薬手帳をつくり、現在は次に通う病院を探している最中です。お薬手帳のおかげで、新しい病院でも安心して受診することができそうなので、お薬手帳をつくって本当によかったなと思っています。
著者/百田
監修/助産師 松田玲子
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